芦川北陵浅間山桜峠(2)
林道桜峠は、浅間山頂上からすぐであった。ここへは以前登ってきたことがある。その時は、ここから浅間山を目指したが、行き着くことは出来なかったのだ。今回わかったのだが、確かに林道桜峠から西に道があり、すぐ二手に道が分かれている。その時は、右に分かれる道がはっきりせず、道を左にとってしまったのだ。道はどんどん下って行き、ちがうと思い、戻ってきてしまったのだ。
林道桜峠脇の古びた工事用プレハブトイレの裏からまた稜線に登るが、やはりカヤと野バラで行く手を阻まれる。何とか枯れて歩ける部分を辿り、以前も行き着いた浅間神社碑のある広場へ到着。その時は、確か眺めもなかったような気がするが、今回はベンチが設置されており、眺めもよかった。富士山、南陵の大畠山、そして西方には南アルプスの山々も眺められた。
そしてここを5分ほど下ったところが桜峠であった。カヤとバラ枝に覆われてはいたが、わずかに歩ける部分があり峠の形状をなしていた。ここを南に50mほど下ったところに、先ほどの林道の終点があった。インターネットで検索したわずかにある紀行文では、桜峠を確認できなかったというものが多い中で、確かにここが桜峠だと確認できた私は幸せだと思った。
ここから先、一部植林地とカヤの荒れ地との境を東にしばらく進み、大きく登る山が迫るところで引き返す。先ほどの桜峠に戻るところで、犬を連れた人に出会う。その後、不覚にもカヤの中に迷い込んでしまい、しばらく難儀をしてしまった。桜峠から北へ下る道があり、しばらく道を辿ると、道脇の石仏を通り越して、林道に降り立った。
前に車で登ってきて登り切れず、乗り捨てた場所も通り過ごし、林道をとことこ下る。盆地の眺め【1】がいい。
みたまの湯【2】を通り過ぎ、広域農道を歩いて出発地の歌舞伎公園駐車場まで1時間。桜峠を確かに確認できた満足の山歩きであった。
【1】写真 手前大塚の丘の向こうに甲府盆地。玉穂南小学校、山梨大学医学部、アピオタワー館、富士屋ホテルの建物も見える。片山の山際には山宮の団地の家並みも見えるではないか。上の山は、曲岳、黒富士。少しかすんでいて残念。
【2】みはらしの丘 みたまの湯 のっぷいの館 ~ 桜峠に登る林道の出発点あたりにある。峠歩きの後、入浴してもいいかもしれないなと思う。最寄り駅は身延線甲斐上野駅か芦川駅。タクシーなら市川本町駅か東花輪駅だったら確実にひろえると思う。多分20分もかからないだろう。
丘の上にあるので笛吹川に架かる桃林橋あたりからもよく見える。外から見ただけで入ったことはないので中の様子詳しいことはわからない。甲府盆地の夜景を見ながら入れる見はらしのいい湯だそうだ。
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