竹日向町への旧道(古道)を歩く
以前、甲府市の広報「とびだせ市民レポーター~甲府市内の”まち歩き”~」という記事に、塔岩町、竹日向町のことなどが載っており、その中に「川に沿った旧道の馬頭観音(竹日向町)」という写真と記述がありました。
天神峠やダアス峠を歩いた時に竹日向を何度か訪れたことがあり、この記事のことが、ずっと気になっていました。
先日(7日)思い切ってその記事の「川に沿った旧道」を歩いてみました。以前、何度か竹日向を訪れた時に、登り口と下り口の見当もついていました。
昇仙峡グリーンライン県営駐車場に車を置き、渓谷遊歩道入口を過ぎ、グリーンラインを50mばかり仙蛾滝方面に進んだところを、右側に折り返すように狭い舗装道路が登っています。これが、竹日向に登る旧道(古道)です。
(グリーンラインをさらに4~500mほど進んだところ右側に、竹日向町、高成町に至る林道入口があります。こちらは普通乗用車でも通れます。)
しばらくは小型の4WDの車だったら登れるようなコンクリートの道が竹日向沢右岸を登っていますが、結構大きな水道施設を過ぎるともう車では登れない狭い道路になります。大きな落石がころがっていたり、散り積もった枯葉に少し隠れるようなところもありますが、コンクリートの狭い道は続きます。
沢の左岸に鉄製の橋を渡ります。さらに少し登ったところで、今度は橋を右岸に渡り少し登ると畑が見えだし、通行止めの林道の橋の下を通過、竹日向の集落入口に行き着きました。登り口から、30分ほどで到着です。
集落の防災用具置き場の前で休ませてもらっていると、郵便車が集落の上の方へ走り登って行きました。しばらくして郵便車が下ってきて通り過ぎたのを機に私もまた下りに向かいました。
下り始めて橋を渡ってすぐ、左手大きな岩の下に広報に載っていた馬頭観音がありました。登ってくる時には気がつきませんでした。登ってくる時と違って、今度は余裕を持ちながら、他に石仏などないかなと思いながら下っていったのでした。
この道は、旧道(古道)ではあるけれど、もしかしたら車のない集落の人が昇仙峡発着のバスに乗ったりするのに、今も歩いて登り下りしている現役の道ではないかなと思ったのでした。
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