金子峠から中峠、和田峠へ 尾根道を歩く
積翠寺からつくし坂を穴口峠に登り、興因寺山、淡雪山、白山、八王子山、湯村山と、甲府北山を歩く人が結構います。(興因寺山から和田峠までの尾根道は、25,000分の1甲府北部の地形図には破線も記されていません。)
甲府盆地や御坂山系の山々の上に覗く富士山、南アルプスなどの眺めがとてもいいですし、春から秋にかけて山の花も結構咲き、素敵です。途中にある「淡雪山」の山名につられて歩く人がいるのかもしれません。また、出発が積翠寺温泉、到着が湯村温泉という点も、温泉好きの人には好都合なのでしょうか。
その途中、金子峠から中峠、和田峠への尾根道は、歩く人は割合少なく、帯那側の舗装道路を千代田湖まで下る人が多いようです。
私は尾根道を何回か歩いたことがあるのですが、踏み跡が途中で薄くなったり、倒木、野茨などで、歩き難いところがありました。濃い踏み跡を辿って歩き、結局中峠に直接下りられなかったこともありました。
今はどうかなと今回ふと思い立ち、この金子峠から和田峠への尾根道をまた歩いてみることにしました。(3月7日)
金子峠は、甲府武田神社裏の塚原と上帯那の集落を結
ぶ峠です。帯那側には、峠のすぐそばに宗教施設の建物があり、少し離れてユースホステルの建物や大正池がありますが、峠そのものは昔のままで、武田神社や甲府市街、御坂の山々、芦川流域の山々の眺めが抜群です。また、夜の甲府盆地甲府市街の眺めも素敵だそうです。
今日は、この金子峠がスタート。峠から甲府盆地を一眺めした後、右方向、西に向けて山道を登ります。登り始めてすぐ甲府市の広報に以前載っていた板碑(石碑)がありました。室町時代末期のものだそうです。
しばらくは上り坂ですがすぐ平坦な山道になります。725m峰は、あっという間に通過です。その後何度か上り下りをしましたが、それほど急ではなく順調に歩けました。
どうも松食い虫の防除など森林管理作業をしているようで、以前に比べて格段に歩きやすい山道をゆっくり辿ります。中峠へ下る最後の辺り、以前ちょっと違う水道施設の方へ下ってしまったところがあったのですが、今回は踏み跡はしっかり中峠へ下っていました。
順調に中峠へ下ることが出来ました。これなら尾根歩きを勧められると思いました。
夏場には、草に埋もれていた3体の石仏も今は、すっくと峠に鎮座していらっしゃいました。車止めの向こう側を眺めると、いかにも峠という感じでした。
中峠から少し登り、石祠までは踏み跡もはっきりしていましたが、そこから先がちょっと踏み跡もなくなりわかり難くなりました。でも、赤いテープを少し辿り、廃屋を右に見て下ると、和田峠に出る遊歩道が見つかりました。
それを下り、沢に架かった小橋を渡り、広い舗装道路に出て右側に50mも行くと和田峠に到着です。途中、道脇には、峠にあっただろう石仏(お墓?)を拝むことができました。
時間的には、金子峠から中峠まで約40分、中峠から和田峠まで20分ほどです。ゆっくり歩いた時間です。
<以前同じルートを歩いた記録>
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