太良ヶ峠から「棚山」へ 旧太良ヶ峠
【 歩 い た 日 】 平成26年1月28日(火)
【コースと時間】 太良ヶ峠10:00-10:15ドコモふれあいの森分岐-10:30深草観音分岐10:45-11:15棚山山頂12:00-13:15太良ヶ峠13:20-13:30旧太良ヶ峠13:40-13:50太良ヶ峠
【参考にした資料 】
「甲府自然休養林ハイキングマップ 」 林野庁山梨森林管理事務所
「 1:25,000地形図 甲府市北部 」 平成2年2月 国土地理院
「 甲斐の山山 」 小林経雄 平成4年3月 新ハイキング社
太良ヶ峠(*-1)からゲート脇を通り抜け、この先にあるNTTパラボラアンテナ保守用だろうと思われる林道を歩いた。日陰は先日降った雪が残り、アイスバーンになっているところがある。滑らないようにアイスバーンになっていないところを選んで歩いた。
15分ほどでドコモふれあいの森分岐だ。(*-2)大きい看板が立っているが、それには棚山の文字はない。林道から右に少し下っていく広い山道脇の木の枝に「棚山へ」という小さい看板が吊るさっている。
50mばかり先の道脇に幾つかベンチがある広場がある。もしかしたら以前時たまここでちょっとしたイベントなどが開かれたのかもしれない。今はもうそのベンチも朽ち始めている。あまり利用されてないのだろう。もったない。(*-3)
ここから先は、本当の山道になった。山の影の雪道を通り過ごすと、深草観音分岐だ。ここを行くと岩堂峠を経て深草観音に通じるのだろう。何時かはこの道を下ってみたいとも思いながらまっすぐ棚山に向かった。
それまではあまりアップダウンもなかったが、その先の高みからは少し下り気味にアップダウンを歩く。最後に下った分結構急坂を登り、山頂に到着した。
山頂からは東方向下に、ほったらかし温泉、フルーツ公園がよく眺められた。その先塩山の街、そして更にその上には大菩薩の山々が雪を被って見えている。
山頂から南方向へ10mも行くと富士山が霞んで見えていた。甲斐駒など南アルプスの山々も眺められる。木々の葉っぱが落ちた今だからだろうか、眺めはとてもいい。
一人の頂上でゆっくり休み眺めを楽しみ、太良ヶ峠へまた引き返した。1時間ちょっとで太良ヶ峠に到着。
この後、林野庁の「甲府自然休養林ハイキングマップ 」に表示がある旧太良ヶ峠へ寄ってみた。
太良ヶ峠の県道甲府山梨線を突っ切り、帯那山方面に尾根伝いのヤブっぽい山道を10分ほど行ってちょっと下ったところが 旧太良ヶ峠だと思われる。太良ヶ峠から延びて来ている舗装された水ヶ森林道がこの鞍部をかすって帯那山の方へ向かっている。
古い峠を示す何かないかと探したがなにもなかった。人が楽に通り抜けられるぐらいの大きな土管の上を林道が通過しているが、林道が出来たのはごく最近だから、峠で人が通れるためにということではないだろう。
また、何時か確証を得たいものだと思った。
(*-1) 林野庁の「甲府自然休養林ハイキングマップ 」には、太良ヶ峠の脇に「(旧よしくぼ峠)」という表示がある。
(*-2) 古いレポートなどには、ここに鍵のかかった簡易トイレがあると書かれたものもあるが、もう既に土台のコンクリートしか残っていない。
(*-3) 小林経雄「 甲斐の山山 」の棚山の項に、「太良ヶ峠から棚山への尾根は、百合尾根と呼ばれるが、どこまでが百合尾根なのかはっきりしない。・・・」 とある。時季にはこのあたりヤマユリが咲き乱れるのだろうか。
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