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2017年8月の4件の記事

2017年8月25日 (金)

「山梨から登山の魅力を発信!」

 先日(8月19日)、山梨県立文学館講堂で「やまなしですごす『「山の日』シンポジウム」が開催され参加した。国民の祝日となった8月11日「山の日」に、ちなんだ山梨県のイベントだ。キャッチフレーズが「山梨から登山の魅力を発信!」。

 前半で、作家の樋口明雄さんと山岳ガイドの花谷泰広さんの講演があった。お二人とも他県の生まれだが、山梨の山の魅力に惹かれ今は山梨にお住まいだという。自然監視員や山の日アンバサダーもしているとのこと。

 樋口さんの「山に暮らし、山の物語を書く」という講演は、飾らずどちらかというとぼくとつと山の麓で過ごす生活と、そこで書く小説について話しておられた。とても楽しい心の温まるお話だった。書くのは、山岳小説冒険小説ミステリーの傾向のある小説だという。「天空の犬」は、南アルプスを舞台に山岳救助犬とハンドラーの女性警察官の活躍を描いたものだそうで是非読んでみたいものだと思った。

 花谷さんの話の中で、花谷さんが主宰している「ヒマラヤキャンプ」のビデオが放映されたが、これはもう壮絶過ぎて見ていられないくらいだった。若者に(花谷さんもまだ若者だと思うが)、山登りの素晴らしさ、技術を教えようという花谷さんの情熱が感じられた。

 その後の対談コーナーでも、お二人の山が好きだ、山梨の山を愛しているしているという姿勢がひしひしと伝わってきた。司会の方の進行も上手で、山について、山梨の山について楽しいうれしい話し合いになった。

 それにしても山梨の「山の日」のイベントだから、やっぱり8月11日にやった方が趣旨に合っているのにな、と思ったのだった。

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2017年8月15日 (火)

奥秩父「ナメラ沢」って?

 先日、日本三大峠の一つ雁坂峠へ登ったときのことだ。雁坂トンネル入口の駐車場に車を駐め、出発の準備をしているところへ、一台の車が到着、二人の若者が私と同じように出発の準備を楽しそうにして、すぐ出発していった。私も準備を終え、舗装の林道をゆっくり歩き後を追う様な形になった。Namerazawa0027

 40分ぐらい歩いた林道終点の橋の上で、二人は休んでいた。ゆっくり登ってきたのにお二人さんずいぶん長い時間休んでいるなと思いながら通り過ごし、私は山道に入った。

 頑強そうな若者だから、すぐ追いついて来て追い越していくだろうなと思いきや、いつまで経っても二人は追いついてこない。どうしてしまっただろかと不思議に思いながら、私は這々の体で雁坂峠に到着。ガスが出ていて期待した眺めもほとんどなく、残念に思いながらしばらく休憩の後下山した。雁坂トンネル入口駐車場に戻った時には、もNamerasawa002う二人が乗ってきた車はなかった。

 峠歩きのレポートを書こうと、ふと思いつき「ナメラ沢」と検索してみた。出るわ出るわナメラ沢沢登りのレポートがいっぱい出て来た。なるほどナメラ沢は奥秩父の沢登りで有名なところだったのだ。そういえば、林道終点からしばらく行ったところに写真のような案内表示板があった。そしてその近くには谷へ降りていく薄い踏み跡があった。

 二人は、ナメラ沢遡行を楽しみ帰って行ったんだと納得したのだった。インターネットには、ナメリ沢を遡り破風山に登り、雁坂峠を下ったというレポートもあり、ああこういう楽しみ方、こういうルートもあったのだと思ったのだった。

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2017年8月13日 (日)

今日も峠を行く 日本三大峠「雁坂峠」

【 歩 い た 日 】 平成29年8月10日(木)
【コースと時間】  甲府5:30=6:30雁坂トンネル入口駐車場6:50-7:30林道終点-8:15クツキリ沢出会-(10分休憩)-9:10井戸ノ沢-10:45雁坂峠11:45-12:40井戸ノ沢-13:50林道終点14:00-14:40駐車場=甲府   ( =~車  -~歩き )
【参考にした資料 】
 「ぐるっと山梨市」 山梨県山梨市役所
 「 甲斐の山山 」 小林経雄 平成4年3月 新ハイキング社
 「アタック 山梨百名山」  山梨メープルクラブ編 平成22年4月 山梨日日新聞社

 日本三大峠(*)の一つ「雁坂峠」を歩いた。雁坂トンネル入口の駐Karisaka001車場に車を駐め、出発の準備。駐車場の奥にあるゲートの脇を抜け、舗装の林道をしばらく歩く。この林道は、亀田林業所というところが作った私有の林道らしい。

 (*)南アルプス三伏峠、北アルプス針ノ木峠、奥秩父雁坂峠

 40分ぐらい歩いて林道の終点。ここから昔の峠道らしいジグザグの比較的歩きやすい道もあるが、石がごろごろの沢を歩いたり、何ヶ所か徒渉するところがあったりで結構厳しいところもある登山道であった。武田信玄の軍用道路であったというし、江戸時代から大正時代にかけては秩父大滝村の繭を塩山の繭取引所に運んだ交易の道だったというが、この峠越えは本当に大変だったろうなと思ったのだった。

 途中わずかだが山の花が咲いていた。

<イワタバコ>

Iwatabako002

<ミヤマオトギリ>

Karisaka004

<シモツケソウ>

Idonosawa002

<ソバナ>

Karisaka006


 時間的に見てもう着きそうだと思ってから、ジグザグの笹原の急な山道が続きへたばりそうになった頃ようやく峠に到着した。ああ、疲れた。Karisaka002

 峠には甲武信岳の方から歩いてきたという山ガールが一人Karisaka003。いろいろ楽しい山談義。この方は、昨日西沢渓谷入口のバス停から戸渡尾根を木賊山に登り、甲武信小屋に泊まり、破風山、雁坂嶺を経てここまで来たのだという。ずっと眺めはなく、雲の中だったそうだ。

 私は本当は、山梨百名山でもある「雁坂嶺」も登りたかったのだが、期待した眺めも全くなく、まだ40分ほどかかるということで今回は諦めたのだった。

 登る時に比べて少し楽な気持ちで峠を下った。林道脇の広場には、ニホンジカの親子がいて心が和んだ。

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2017年8月 5日 (土)

山梨百名山「笠取山」に登る

<ブログをFacebookとTwitterに連携してから、私のブログ「山と山の花」を読んでくださる方が増えて嬉しい。これからも大勢の方に私のブログをご覧頂きたいと思っている。今回は、民俗芸能「春駒」で有名な一之瀬高橋から登る山梨百名山「笠取山」の登山レポート。>

【 歩 い た 日 】 平成29年8月4日(金)
【コースと時間】  甲府5:30=6:30柳沢峠=7:00作場平7:20-7:50一休坂分岐-8:50ヤブ沢峠9:00-9:20笠取小屋-雁峠分岐-9:40小さな分水嶺9:50-10:20山梨百名山木標のあるピーク10:40-10:50笠取山山頂-11:05水干分岐-11:20水干-11:40小さな分水嶺12:10-笠取小屋-一休坂-13:20一休坂分岐-13:50作場平=甲府
【参考にした資料 】
 「甲州市ガイドマップ 甲州」 山梨県甲州市役所
 「 甲斐の山山 」 小林経雄 平成4年3月 新ハイキング社
 「アタック 山梨百名山」  山梨メープルクラブ編 平成22年4月 山梨日日新聞社

 柳沢峠を越える国道411号線は、40年ほど前仕事の関係で毎週行き来した道である。当時とは違って今は、特に塩山側はループ橋が出来たりでずいぶん走りやすくなった。それでも柳沢峠まで1時間かかった。柳沢峠を越え、落合の集落を過ぎたところを左折、一之瀬高橋に進む。新犬切峠を越えてしばらく進むと、作場平に着く。Kasatori006ここが笠取山の登山口だ。車が10台以上駐められる駐車場がある。

 よく整備された広い登山道が続く。沢には木で立派な橋が作ってある。この辺りは東京都の水源林、よく手入れがしてあって気持ちがいい。ありがたいことだ。谷を流れる水も本当に清らかだ。これが大東京の水瓶になっているのだ。

 ヤブ沢峠に出るとなんとここには林道が走っていた。実際車が走っているのだ、新しい輪達があった。笠取林道らしい。多分許可車両しか走れないのだろう。林道を20分ほど歩くと笠取小屋。この小屋も昔からある小屋で、昔は造林小屋だったという。バイオトイレも整備されている。これも水源林関係で作られたのだろう。

Kasatori010 笠取小屋を過ぎるとすぐ雁峠分岐だ。帰ってきてから気がついたのだが、雁峠にもそれほど時間をかけずに行けたようで、ちょっと寄ればよかった。「小さな分水嶺」と名付けられた丘に登る。ここが、多摩川、荒川、富士川の分水嶺だという。

Kasatori002_2 東にはまさに笠をかぶせたような笠取山が見える。登山道がまっすぐ上に向かっている。あの急坂を登るのだろうかと一瞬たじろいだが、頑張って登り始めた。30分ほど急坂を登り切り、山梨百名山の木標のある見晴らしのよいピークに着いた。登りきった達成感Kasatori004に満たされ、気持ちのよい風に癒やされる。これがあるから山に登るのだ。登ってきた道とその先の草原が眼下に見える。残念ながら、遠くに見える山々の頂には雲がかかり、いつもする周りの山々の同定が出来なかった。

Kasatori005 しばらく休んで更に奥へ進むと笠取山山頂(1953m)だ。眺めはない。山頂を東に下ると15分ほどで水干分岐、そこから更に15分ほどで今日の山行きの目的地の一つでもKasatori007ある「水干」。ここが東京湾まで138㎞流れ下る多摩川の水源だそうだ。まさに一滴一滴、水が滴り落ちていた。水干の岩の上には、シモツケが咲いていた。

 「小さな分水嶺」に戻り昼食、おにぎりの美味しいこと。千葉からはるばる来たというご夫婦と楽しい山談義。山歩きの楽しみの一つだ。

 帰りは、笠取小屋からミズナラの天然林の中、一休坂を下った。新しい看板、案内板を建てるという水源林の作業員の方たちが働いていた。ありがたいことだ。「ご苦労様」と声を掛け、軽やかな気持ちで山を下った。久しぶりの楽しい山行きだった。

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