甲府城追手橋の擬宝珠
山梨県立博物館で開催されている「県都甲府の500年」展を見に出かけた。甲府城が今年2月26日に国史跡に指定されたこともあり、特に甲府城関係の展示に注目して見学した。
その中でも特に私が注目したのが、甲府城追手橋の擬宝珠である。以前、仕事でも趣味のアマチュア無線でも大先輩である沼上順治氏から「お城の橋の擬宝珠を作ったのは私の祖先だ。」と聞いたことがあったからである。
その実物を見たが、結構重量感があり思っていたよりより大きいものであった。多分常に磨き保管してあったのだろう、真鍮色に輝いていた。この擬宝珠がついた橋を、大勢の武士たちが渡り登下城したのだろう。また時代が流れて、城内にあった甲府中学校(現在の甲府一高)の学生たちが渡って通学していたのだ。
作者は沼上源蔵藤原巻次で、作られたのは宝永7(1710)年とあった。2点が甲府一高、1点が県立考古博物館に保管されているという。
最近は、写真撮影可能の美術館博物館など増えているので、係の方に撮影可能かと聞いたが、不可ということで残念。ま、実物を見たのだからよしとした。
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