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2020年9月29日 (火)

定年後の暮らしは映画三昧 イタリア映画『道』を観る

<NHKBSプレミアルで、イタリア映画『道』を観た。白黒の映画を見るなんて久しぶりだ。画面だけでなく、中身もどちらかというと暗く悲しい物語・・・だが見終わってさすが名作といわれる映画だと思った。>

 主要場面で流れる寂しい悲しいメロディー、この音楽どこかで聞いたことあるな、どこでだろう、いつのことだろう。ラジオやテレビで流れたのだろうか。

 何の見返りも期待せず裏切られ捨てられても、そうせざるを得ないのかもしれないが、ザンパノに寄り添うジェルソミーナの姿がいじらしい。

 綱渡りの男がジェルソミーナに諭す言葉がいい。”ただの石ころにでもこの世にあるものは何かの役に立つ存在価値があるのだ”

 ラストシーンで、ジェルソミーナが死んだことを知ったザンパノが、波が打ち寄せる暗い浜辺で泣き崩れる姿も悲しいが何かほっとする。

 この映画は、生も死も善も悪も、悲しいけれども人間はこうなのだと肯定する温かさがある性善説の映画だと思った。


 ・・・いい映画はいい。大げさに言うと生きていてよかったと思う一時だ。


『 道 』(1954年)イタリア映画

監督:フェデリコ・フェリーニ
出演:アンソニー・クイン(ザンパノ)/ジェリエッタ・マシーナ(ジェルソミーナ)/リチャード・ベイスハート(イル・マット)
音楽:ニーノ・ロータ 主題歌「ジェルソミーナ」
アカデミー外国語映画賞受賞作品

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