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2021年2月の7件の記事

2021年2月28日 (日)

日本遺産 御嶽昇仙峡を訪ねて 乙骨耐軒の碑

 滝上から下り仙娥滝を見て、昇仙橋を渡り、石門の手前で左上を見上げると、「乙骨耐軒の碑」がある。碑といっても大きな岩盤に縦長方形に彫られたものである。正確には「仙嶽新道銘」。ちょっと高いところにあるので、ほとんどの人は気が付かず通り過ぎる。私も昇仙峡マイスターをする前は、全く知らなかった。Imgp17321

 乙骨耐軒は、山梨大学教育学部の前身徽典館の初代学頭(学長)である。御嶽新道の開発に尽力した長田円右衛門の功績を讃え、乙骨耐軒が撰文し、当時一流の文人であり甲府勤番支配(知事)だった浅野梅堂が書いたものである。

 残念ながら長い年月の間に、碑文は朽ちてほとんど読むことは、不可能だ。読めても漢文で、私には読解するのは無理か。先日紹介した長田円右衛門顕彰碑のようにこの碑の説明板でもあるといいのになと思った。
Imgp17301  この仙嶽新道銘について、「甲府を自慢する会のblog」が詳しい。ありがたいことだ。

 昇仙峡を案内するときに、興味がありそうな人には、長田円右衛門顕彰碑とともに目立たないこの碑の紹介もしていこうと思ったのだった。

【参考資料】
・甲府文芸講座マガジン「 昇仙峡に魅せられた人たち 」 平成10年3月 甲府市教育委員会発行
・ブログ「甲府を自慢する会のblog」  http://kofuwojiman.livedoor.blog/ 

 2021年2月1日の記事 → 日本遺産御嶽昇仙峡を訪ねて 長田円右衛門顕彰碑

2021年2月20日 (土)

定年後の暮らしは読書三昧 葉室麟「峠しぐれ」を読む

 池波正太郎の「剣客商売」を読み続けているが、ちょっと一休み、今回はやはり時代小説の葉室麟の「峠しぐれ」を読んだので読後感を。
 葉室麟は、以前見た映画「蜩ノ記」の原作者だ。

 弁天峠という峠の茶屋を営む主人の半平と女房の志乃、わけありの二人。二人の辛い過去に関わる様々な危機的出来事が起こる。それらを乗り越え、再び平穏な峠の茶屋を続けていくと思わせる筋で終わっている。
 最後、峠の茶屋にいる志乃が、降り続く雨の中を足を引きずるようにゆっくり峠を上ってくる半兵を見つけるラストシーンは何か映画を見ているようだ。ハッピーエンドでホッとする。

 文庫本の最後、解説で細谷正充(書評家)が、書いている。”・・・さらに志乃と千春、夜狐お仙とゆりをメインとしていくつかの母娘のあり方が響き合う。・・・半平と志乃を通じて夫婦の情愛を活写した作者は、母娘の愛情も同じように描き出している。こうした点を考えると本書は、家族の物語であると、いっていいのかもしれない。・・・”

・・・読書はいい。大げさにいうと生きている喜びを感じるときだ。

 「峠しぐれ」葉室麟 双葉文庫 2017年11月19日 第1刷発行


  2020年3月8日の記事
  → 定年後の暮らしは映画三昧 「蜩の記」を観る

2021年2月19日 (金)

畑熊のミスミソウ 令和3年2月19日

 畑熊にミスミソウの写真を撮りに行ってきました。例年より暖かい日が続きましたが、ここのところちょっと気温が低い。特に今朝は寒く氷点下、まだ咲いていないかなとおもいつつ、芦川に架かる橋を渡りいつもの群生地へ。

 やはり、まだちょっと早かった、あっちに一輪、こっちに一輪という感じでした。まだまだ、一週間後、10日くらいかな、あっちこっちいっぱい咲くのはと思いました。

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2021年2月10日 (水)

芦川沿い古宿のセツブンソウを撮りに

 「セツブンソウ」は、”スプリング・エフェメラル ”と呼ばれる草花の一つ。早春にいち早く姿を見せ、夏までには姿を消してしまう。まさに”春の短い命”だ。「春の妖精」とも呼ばれる。

 今年も市川三郷町芦川沿いにある古宿へ、時季がまだ少し早いかなと思いながらセツブンソウの花を撮りに出かけた。民家裏にある山斜面の降り積もった枯れ葉の間から、可愛らしい白い花がもういっぱい顔を覗かせていた。

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2021年2月 9日 (火)

日本遺産 御嶽昇仙峡を訪ねて 旧羅漢寺跡

【歩いた日】令和3年2月7日(日)
【天候】晴れ
【歩いたコースタイム】
 天神森市営無料駐車場(9:50)~長瀞橋西詰パノラマ台方面登山口~(10:50)外道合流地点・休憩(11:00)~獅子平分岐~(11:50)萬霊塔・旧羅漢寺下降点・休憩(12:00)~(12:15)旧羅漢寺跡(12:20)~(13:00)現在の羅漢寺・休憩(13:30)~(14:20)天神森市営無料駐車場
【参考にした資料 】
・「 1:25,000地形図 甲府北部 」 平成2年2月 国土地理院
・甲府文芸講座マガジン「 昇仙峡に魅せられた人たち 」平成10年3月 甲府市教育委員会発行
・「 ふる里自然観察路 ガイドブック 」 平成26年1月 甲斐市商工観光課発行

 

<昇仙峡ロープウエイが運休>
 最初は、八王子峠(昇仙峡ロープウエイ山頂駅パノラマ台)から御岳道外道を下って、倒れている萬霊塔があるところ(旧羅漢寺跡下降点)を旧羅漢寺跡へ下ろうかと考えていたが、ロープウエイが運休ということを聞き、つい先日御岳道上道を下った時と同じ天神森長瀞橋西詰の登山口から、外道ノ原経由で旧羅漢寺跡を訪ねることにした。Imgp15581

<長瀞橋西詰登山口から外道ノ原 旧羅漢寺跡下降点へ>
 長瀞橋西詰の登山口から外道ノ原を通って獅子平分岐までは先日と全く同じルート。その先倒れた萬霊塔のある旧羅漢寺跡下降点までは、結構時間が長く感じた。ずっと以前何回か歩いた道なのだが、こんなに距離があり時間がかかったかなと思ってしまった。外道ノ原へ出てから下降点まで50分かかった。やっぱり八王子峠から下ってくる方がずっと短い時間で下降点までこれたのではないかと思う。Imgp15601

<歌川広重が描いた鞍掛岩>
 旧羅漢寺跡への下降点辺りからは、歌川広重が描いたという「鞍掛岩」が葉を落とした木々の向こうによく見えた。葉が茂る時期にはもしかしたらよく見えないかもしれない。Imgp15611

<日本遺産の案内看板>
 旧羅漢寺跡下降点には、以前と同様倒れた萬霊塔があり、新しく「日本遺産 旧羅漢寺の遺構 → (甲斐市商工観光課)」の看板が立っていた。 

<羅漢寺沢を下る>
 さて、いよいよ萬霊塔のある旧羅漢寺跡下降点から下り始める。最初は広い山の急斜面という感じで枯れ葉が降り積もった急坂を稲妻形に下っていく。Imgp15691 わずかな踏み跡もある。木々に巻かれた赤テープに導かれる。次第に広い沢(羅漢寺沢というらしい)の左岸を下るようになった。

<旧羅漢寺跡があった>
 沢が狭くなり、枯れ葉に埋まった炭焼窯跡を見るとすぐ石仏と石祠があり、その先旧羅漢寺跡に着いた。最初の平坦地の下に、よく写真で見る旧羅漢寺の石垣があった。Imgp15701

 二段の平坦地はすぐ確認できたが、その他はここもそうかなと思うぐらいだ。開基から800年余り、火災で焼失し現在の羅漢寺の地に移ってからも370年余り、長い間に急峻な谷間にあった本堂や庫裏があった敷地も崩れてしまったのだろう。
 木立越しに岩山が見える。羅漢寺沢左岸にそそり立つ羅漢寺山(一の岳、二の岳、三の岳)全体が修行の場であったという。

 しばらく旧羅漢寺の昔を偲んだ後、今度は現在の羅漢寺をめざし下り始めた。それからも何カ所かに古い石垣が見られた、また見上げるほどの巨大な岩や炭焼窯跡も。

Imgp15751<ボルダリングの若者たち>
 更に下ると、驚くことに、大きな石の下に3人の若者がおり、何事かと眺めると、なんとボルダリングを楽しんでいるのだ。この若者たちは、昇仙峡荒川向こう岸の遊歩道から羅漢寺橋を渡り、下から登って来たのだろう。楽しそうに訓練にいそしむ若者たちがけがをしないようにと祈りながら、私は更に下に歩き下った。

<荒川が見えたが>
 大分広くなった沢の林の中を赤テープに従って下る。途中踏み跡のはっきりした山道も出てきた。林の向こうにグリーンライン県営駐車場辺りのお店の屋根が見え出し、やがて昇仙峡荒川沿いに出た。しかし、目指していた現在の羅漢寺は、まだだった。

Imgp15801<崖っぷちの山道を歩く>
 荒川の右岸の崖っぷちの山道がまだまだ続いた。結構高いところに山道が続いており、羅漢寺沢を下っている時よりも、この道の方が恐怖を感じた。ここから足を踏み外したら、荒川の川に崩れ落ち大けがをするだろうと、細心の注意を払い歩いた。羅漢寺の橋のたもとへ出て、ほっと安心をしたのだった。上の萬霊塔がある下降点から1時間ほどで麓に着いた。

<奇岩奇石を眺めながら>
 羅漢寺橋を渡り、昇仙峡荒川左岸の遊歩道を50分かけて歩き下った。途中、色々な奇岩を眺めつつ下り、飽きなかった。天神森に近づくと結構大勢の人が歩き上ってきて驚いた。これから、仙娥滝まで行くのは大変だ。もっとも犬を連れている人もいて、ウオーキング程度ですぐ戻って来るのかなと思った。

2021年2月 3日 (水)

甲府城四季巡り 梅花咲く 令和3年2月1日

 以前、古い甲府城の図面で、”梅林門”と記されている図面を見たことがある。甲府城の梅の花を毎年撮るようになってから、この図面を一生懸命探しているのだが未だに見つからない。沢山あるいろんな時代の甲府城の図面を見るのも楽しい。

 JR甲府駅南口を出たら左方向へ、閉店した山交デパート(今は「ヨドバシカメラ」が入店するということで大工事中)の北側を東に進む。舞鶴陸橋の階段は上らずガード下を進み、最近出来た大きなホテル(「城のホテル甲府」)を右に通り過ぎ、右のお城の方を見上げるとわかる。甲府城稲荷曲輪の入口に、紅梅白梅20本ほどの梅林がある。

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2021年2月 1日 (月)

日本遺産 御嶽昇仙峡を訪ねて 長田円右衛門顕彰碑

 昇仙峡滝上から仙娥滝を見て、昇仙橋、石門を少し下ったところの右谷側に東屋がある。Imgp69441この東屋脇に日本遺産御嶽昇仙峡のストーリー構成文化財の一つである長田円右衛門の顕彰碑がある。長田円右衛門はこの御嶽昇仙峡に新道を開削し、昇仙峡を世に知らしめた人物である。

 この碑文の最後に『鶴梁学人賛』とある。”鶴梁”とは、長田円右衛門と格別の親交があったこの時代の甲府学問所徽典館(現在の山梨大学教育学部の前身)の学頭「林鶴梁」である。Imgp69451_20210201204301 鶴梁は、この昇仙峡をよく訪れ、円右衛門と深い交流があったという。円右衛門の功績を讃えて、この碑にある円右衛門の姿を柳渓(りゅうけい)という絵師が描き、”手足にヒビ、アカギレを切らしながら山を切り、谷を割るなど苦難の末始めて道を開いた顔は醜く鬼のようであるが心は菩薩のようである”と鶴梁が賞賛したのだ。

【参考資料】
・甲府文芸講座マガジン「 昇仙峡に魅せられた人たち 」 平成10年3月 甲府市教育委員会発行

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