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カテゴリー「映画・テレビ」の105件の記事

2019年10月14日 (月)

定年後の暮らしは映画三昧 「蒲田行進曲」を観る

 久しぶりに映画を観た。山梨県立文学館の名作映画鑑賞会、上映された映画は「蒲田行進曲」。昭和57年に公開された古い映画だ。私はもう何回か観た映画だが、飽きずに出かけた。

 最初はなんか騒がしいふざけた映画だなという感じを受けるのは前に観た時と同じ、だがそういう中でだんだん映画に引き込まれていくのだ。さすが名作と銘打つ映画、本当に見終わって観てよかったと思う映画だ。

 若い頃の松坂慶子は魅力的で素敵だ。憂いをもった美しさ、一心に男に尽くそうとする女小夏を演じている。その松坂慶子も、相手役の平田満、風間杜夫も正に身体ごと演技にぶつかっている感じだ。本当にいい演技、素晴らしい演技をしている。
 懐かしい清川虹子も出ていたりして。一番ビックリしたのは、ナレーションで有名で、今NHKラジオ第一で山の番組をしている石丸謙二郎も出ていることだ。若い頃の石丸だ。どちらかというと脇役という感じだが。

 みんなが映画製作にひたすらがんばっていたよき時代の映画界を描いたのだろう。

・・・いい映画はいい。大げさに言うと生きていてよかったと思う一時だ。 

「蒲田行進曲」
監督;深作欣二/脚本;つかこうへい /音楽;甲斐正人
出演者;松坂慶子 風間杜夫 平田満 原田大二郎 蟹江敬三 清川虹子 石丸謙二郎 志穂美悦子 
撮影;北坂清/編集;市田勇/製作会社;松竹/角川春樹事務所/配給;松竹
公開;1982年/上映時間;109分

 平成25年5月16日の記事 → 「蒲田行進曲」を観る
 平成25年9月28日の記事 → 「キネマの天地」を観る

 

2019年9月 5日 (木)

定年後の暮らしは読書三昧 続 佐伯泰英「居眠り磐音」を読む

 佐伯泰英の「居眠り磐音 江戸双紙」を読み進めている。今、28巻「照葉ノ露」だ。この先51巻 まであるようで、まだまだ楽しめるということでうれしい限りだ。

 私がこんなに次を読むのが待ち遠しいと思うほど楽しく小説本を読み続けるのは、私の読書遍歴で初めてかも知れない。一冊一冊読み終わった後の満足感、楽しく読み終わった充実感、そしてこれから先の話の展開を想像することの楽しさはこの上ない。

 テレビで先日までBSプレミアムで再放送がされていて、ドラマの最後で、磐音とおこんが江戸に向かって草原の中の一本道を二人で手に手を取り歩き遠ざかって行くシーンが印象的で、小説もこの場面でハッピーエンドで終わりと思っていたが、とんでもない。この場面は小説半分にも行かない場面だ。この後も延々と51巻 まで小説は進むのだ。51巻で終わった後も、磐音とおこんの息子の話のシリーズもあるようで、これから先、楽しみがいつまでも続く。

 定年後の暮らしにも心を悩ますことは多々ある。どうしても解決できないこと、時を待たねば解決できないこともあり、心が落ち着かないことがあるが、この本を読んでいると不思議と心が落ち着く。心の安定剤になっている。楽しく読み終わった後は、心を悩ます雑事にも落ち着いて取り組もうとする気持ちが沸くのだ。

・・・読書はいい。大げさにいうと生きている喜びを感じるときだ。

 「居眠り磐音 江戸双紙28 照葉ノ露」 佐伯泰英 著 双葉文庫 2011年8月 第10刷発行

2019年8月15日 (木)

若い二人が歩いて行くその先は・・・

 若い二人が手に手を取り歩き去って行く後ろ姿が印象的感動的、映画テレビドラマのラストシーンで、小説のエンディングで。

 大きな一つの苦難と喜びが終わり、次の新しい場面シーンに向かっていく二人。その先に何があるのだろうか。静かな平穏な暮らし喜びが続いて欲しい。しかし、また新たな苦難と労苦が待っているのかもしれない。

 読み終わった満足感、楽しく見終わった充実感、そしてこれから先を想像することの楽しさ。・・・読書はいい。大げさにいうと生きている喜びを感じるときだ。・・・いい映画はいい。大げさに言うと生きていてよかったと思う一時だ。

「甲州はいいところだ、あの澄んだ空、もう一度見たかったぜ」と梅三郎は言いつつ打ち首に・・・。源次とお蝶はその甲州へ・・・。
テレビ「逃亡」松本清張原作 市川崑監督の映像
→ 2002年2月8日の記事 

江戸から甲州へ 野田尻、犬目・・・韮崎、七里岩、・・・そして三之蔵か大豆生田辺りか。津金方面に向かって岩陰に見え隠れ消えていく伊能甚内と奈美の姿・・・茅ヶ岳の長い裾野と塩川の流れに削られた岸壁沿いの細い路が目に浮かぶ。あの路を二人は懐かしい故郷津金に向けて歩んで行ったのだ。
「闇の傀儡師」藤沢周平著 文芸春秋社
→ 2015年7月23日の記事

磐音とおこんが江戸に向かって草原の中の一本道を二人で手に手を取り歩き遠ざかって行く。
テレビBSプレミアムで再放送 /「居眠り磐音 江戸双紙」佐伯泰英著 双葉文庫
→ 2019年8月10日の記事

2019年6月27日 (木)

定年後の暮らしは映画三昧 「長いお別れ」を観る

 めったにないことだが、映画半分も観ないうちに停電になった。すぐに非常灯がついて真っ暗にはならなくてよかった。しばらく待ったが、結局係員の誘導で映画館の外へ、映画館があるショッピングセンターの建物を出ると入口近くに大勢の人が戸惑ったようにたむろしていた。これは大事だ。停電は、2時間ほどで復旧したようだが、私は結局映画は観られなかった。
 その次の日に観に行けたのは、定年後の暮らしの特権か。入場料の払い戻しを受けて、改めて入場券購入、今度は全映画を楽しむことが出来た。

 映画は、認知症の父を巡っての家族のお話。扱っている内容は、現代的で色々難しい問題だが、映画には悪い人が一人も出てこず、安心して見ていられる映画だった。父を演ずる山崎努、母の松原智恵子、姉の竹内結子、次女の蒼井優、みんないい演技でよかった。
 認知症の介護は経験したことがあるし、どこにでもあるお話のようで、違和感なく観ていられた。父親がつぶやく「遠いんだよ・・・」という言葉は、もしかしたら認知症を的確に表しているのかも知れない。認知症が進む父親と、次女それに不登校の孫が気持ちを交わせることが出来る場面は感動的だ。「だいじょうぶ。記憶は消えても、愛は消えない。」

・・・いい映画はいい。大げさに言うと生きていてよかったと思う一時だ。

「長いお別れ」
製作年/2019年 製作国/日本 配給/アスミック・エース 上映時間/127分
スタッフ;監督/中野量太 原作/中島京子 脚本/中野量太 大野敏哉 エグゼクティブプロデューサー/豊島雅郎
キャスト;蒼井優/東芙美 竹内結子/今村麻里 松原智恵子/東曜子 山崎努/東昇平 北村有起哉/今村新

2019年6月22日 (土)

葛飾柴又散策 三井記念美術館

<勧学院第25期生同窓会「輝きの会」令和元年第1回の活動は、寅さんの「葛飾柴又」、そしてめったに行くことのない「三井記念美術館」への日帰り旅行でした。>

  寅さん映画を私は何度観たことでしょう。映画で観たり、レンタルビデオで観たり、今もBSのどこかのチャンネルで放映しています。その寅さんがふらりと帰って来て、いつも騒動を起こす団子屋「くるまや」がある葛飾柴又へ行ってきました。Dsc_01020

 まず柴又帝釈天題経寺へ、その後門前の商店街を歩きました。とらやさんでは草だんごを買い、少し行儀が悪いですが食べながら京成金町線柴又駅までぶらぶら散策。寅さん記念館に入り、男はつらいよの世界を楽しみました。隣の山田洋次ミュージアムでは、山田洋次監督の懐かしい映画(これらもほとんど観たかな)に関する展示もありました。その後、記念館の後ろにある矢切の渡しを眺めてバスに乗車したのでした。

Dsc_01090 「三井記念美術館」は、めったに行くことのない美術館ですが、今回の見学先となりました。折しも、「円覚寺の至宝-鎌倉禅林の美-」の特別展が開催されており、沢山の重要文化財の彫刻とか絵画書跡などを見ることが出来ました。またこの美術館がある三井本館の建物自体が昭和初期の日本を代表する重厚な洋風建築として国の重要文化財に指定されているのだそうです。

 昼食は、東武ホテルレバント東京のヴェルデュールでバイキング、美味しかった。

 いつものように気のおけない仲間と楽しい一日、満足満足の日帰りの旅でした。

2019年2月15日 (金)

映画「マスカレード・ホテル」を観る

 久しぶりに映画を観に出かけた。平日の朝早くということで映画館はすいていて、ゆったり見ることができた。

 この映画「マスカレード・ホテル」は実に面白い。東野圭吾の小説を映画化したということだが、原作を読んでみたいものだと思った。その他の東野圭吾の小説も。

 木村拓哉と長澤まさみがいい。それぞれの演技もいいし、二人の息がぴったりだ。その他の俳優もそれぞれのよさを出していた。明石家さんまはどこに出ていたのかわからず。
 スクリーンが広くなったのかと思うほど映画全体が大きく豪華に見えた。余りいったことのない豪華ホテルの様子が映し出されていたからか。

 十分楽しめる、安心してみていられる映画だ。倍のチケット代を払ってもいいぐらい。

・・・いい映画はいい。大げさに言うと生きていてよかったと思う一時だ。


映画「マスカレード・ホテル」
 製作年;2019年/配給;東宝/上映時間;133分

<スタッフ>
監督;鈴木雅之/原作;東野圭吾/脚本;岡田道尚/製作;石原隆 木下暢起
<キャスト>
木村拓哉;新田浩介/長澤まさみ;山岸尚美/小日向文世;能勢/梶原善;本宮/泉澤祐希;関根/松たか子/鶴見辰吾/篠井英介/石橋凌  他

2019年1月11日 (金)

映画「こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話」を観る

 障害者を扱っているという程度の情報、題名もなんだこれはと思いながら観に行った映画だった。映画館には平日にもかかわらず結構大勢の人が入っていた。

 映画の最初のあたりの場面では、題名と同じで「なんだこれは・・・、やっぱり観るのはやめようかな」と思ったのだった。だが、映画が進むに従って、これは結構重い難しいテーマを扱っているんだとわかり、だんだん真剣に見入るようになった。

 映画を観ながら、はらはらし、思わず涙を流す場面もあったが、一方なんか楽しく安心して観ることの出来た映画だったと思う。

 障害そのもののこと、障害を持つ人の医療に関わること、親のこと、ボランティアのこと等、改めて考えさせられた。

 ・・・私がかって仕事で関わった子どもたちの中にも、同じ病気の子がいた。一言では語れない様々な困難の中で、けなげに生きる子どもたちに私に出来るだけの支援はしたつもりだ。・・・ 

 大泉洋演ずる主人公鹿野の障害があっても夢を持ち、困難に立ち向かい明るく精力的に生きる姿に感動した。また、鹿野のボランティアに関わりながら、関わる自分たちが悩み成長していく姿を描いたのはいい。高畑充希と三浦春馬がそういう姿を好演した。二人の初々しい若者らしい名演技で安心してみることの出来たとてもいい映画だった。

 ・・・いい映画はいい。大げさにいうと生きていてよかったと思う一時だ。


「こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話」
制作年;2018年/上映時間;120分/配給;松竹
<スタッフ>
監督;前田哲/脚本;橋本裕志/原作;渡辺一史/主題歌挿入歌;ポルノグラフィティ
<キャスト>
鹿野;大泉洋/美咲;高畑充希/田中;三浦春馬/高村;萩原聖人/前木;渡辺真起子/父;竜雷太/母;綾戸智恵/田中の父;佐藤浩市/主治医;原田美枝子

2018年10月 1日 (月)

NHKテレビ日曜美術館「微笑む仏」を観る

 録画してあったNHKテレビ日曜美術館「微笑(ほほえ)む仏~柳宗悦が見いだした木喰仏~」を観た。以前放送したが見逃していて、ブログ仲間の熊本のらぶさんが教えてくれたものだ。再放送があるということで、さっそく録画しておいた。

 大正時代、私の住む近くの池田村(当時)で民藝を唱えた柳宗悦に見いだされるまで、全く知られていなかった木喰上人、彼が50才を越えてから全国あちこちを廻り人々の願いに沿って沢山の「微笑仏」をつくっていったということに、何か山梨県人として誇りに思ったりもするのだ。

 テレビを観てさすがと思ったのは、映像の素晴らしさと、その取材力だ。映像については、撮影にとてつもなくいいカメラと照明を使っているのだろう。微笑仏(みしょうぶつ)の魅力を余すことなく表現撮影している。
 木喰上人は、北海道から九州まであちこちを廻り微笑仏をつくっていったのだが、その場所あちこちへ取材に行き、番組を作っている。日にちもかかるだろうし、費用もものすごくかかるだろうにと思ったのだ。NHKだから出来ることだと思った。
 木食上人を採り上げてくれ、彼がつくった微笑仏の魅力と素晴らしさを描き紹介したすごくいい番組でうれしくなった。

 あたかも今中富現代工芸美術館で「生誕300年 木食展」が開かれている。全国から集められた沢山の本物の微笑仏が展示されている。私は、先日一度見に行っているのだが、もう一度見に行きたくなった。

 以前、旧下部町丸畑にある木喰の里微笑館へ行ったときのことが、このブログにもアップしてあるのでお読みください。

 「旧下部町丸畑 木喰の里微笑館」
   ↓
 
http://gcd00322.cocolog-nifty.com/hana/2011/03/post-8b52.html

2018年9月21日 (金)

懐かしい映画「シェルブールの雨傘」を観る

 録画してあったNHKプレミアムシネマ「シェルブールの雨傘」を観た。この映画を観るのは、もう何度目になるだろうか。

 冒頭のシーン、真上からの雨傘の撮影アングルで、一つ一つの傘の動きが実に面白い。この後の映画への予感、興味を増しているように思う。映画全編を通しての明るい色調もよい。ミュージカルということもあるのか楽しささえ感じる。

 カトリーヌ・ドヌーブの美しさにため息が出る。後年封切りの「幸せはパリで」も観たが、この「シェルブールの雨傘」の頃のカトリーヌ・ドヌーブには初々しさが感じられ可愛く美しい。

 ソフィア・ローレン主演の映画『ひまわり』と同様、戦争で引き裂かれた男と女の運命の映画だが、この「シェルブールの雨傘」は寂しいけれども、結果的にはどちらかというとハッピーエンドで、これでいいのではと思ったのだった。
 それにしてもギイは、自分で名前をつけた女の娘に一言声を掛ければ更にハッピーエンドで終わったのに(^_^)。

 ・・・いい映画はいい。大げさにいうと生きていてよかったと思う一時だ。

「シェルブールの雨傘」
製作年;1964/製作国;フランス/配給;東和/上映時間;91分
<スタッフ>
監督脚本;ジャック・ドゥミ/音楽;ミシェル・ルグラン
<キャスト>
ジェヌビエーブ;カトリーヌ・ドヌーブ/ギイ;ニーノ・カステルヌオーボ/エムリー夫人;アンヌ・ベルノン/カサール;マルク・ミシェル

2018年7月30日 (月)

藤沢周平原作 映画「武士の一分」を観る

 録画しておいた映画「武士の一分」を観た。確か一度映画館で観た記憶があるのだが、ブログに記録がない。そんなはずはないとよく調べたが、結局ブログにはアップしてなかった。ブログにアップするほどの映画でなかったということでもないだろうと、今回観て思ったのだが。

 話はまあ、単純だ。藩主の毒見役で失明してしまった木村拓哉演ずる三村新之丞が、妻の加世が騙されて密通した島田藤弥(坂東三津五郎)と果たし合いをして勝つというお話だ。一度わかれた妻もまた一緒に暮らすようになりハッピーエンドで終わる。

 以前、講演会でお話を聞いたことのある下男の徳平の役をした笹野高史がいい演技をしていた。失礼だが演技とすれば、木村拓哉よりよかったかもしれない。

 剣術の師である木部孫八郎の役を緒形拳が演じていた。この映画が出来た頃は、緒形拳もまだ元気だったのだ。

 藤沢周平の小説と同様、斬り合い果たし合いの場面は、正に真に迫る。この場面では、木村拓哉の演技もなかなかのものだった。

 檀れいもよかったし、安心して楽しく見ることが出来た映画だった。

・・・いい映画はいい。大げさに言うと生きていてよかったと思う一時だ。

「武士の一分」
監督;山田洋次/脚本;山田洋次 平松恵美子 山本一郎/製作;久松猛朗/製作総指揮;迫本淳一/音楽;冨田勲/製作会社;「武士の一分」製作委員会/配給;松竹
出演者;木村拓哉 檀れい 笹野高史 坂東三津五郎 緒形拳 桃井かおり 小林稔侍

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