カテゴリー「映画・テレビ」の89件の記事

2017年6月 1日 (木)

定年後の暮らしは映画三昧 「追憶」を観る

 定年後の暮らしは、映画三昧・・・、今日は岡田准一主演の「追憶」。この映画の宣伝では、サスペンスドラマというようなふれ込みだったが、どうもヒューマンドラマという感じの方が強い映画だった。

 岡田准一は、前回観た「エヴェレスト 神々の山嶺」でもあまり明るい役ではなかったが、今回も渋いというか暗いというか、全く笑わない役だった。岡田演じる四方篤は過去の消し去りたいある事件を背負い、また家庭的にも辛い少年時代を生きて来たのだった。

 観ていて途中から殺人事件がどうなるかは、焦点にならなくなった。(映画でも、妻と従業員の保険金詐欺だったとずいぶん軽く扱っていた。)少年時代のある事件に関わる三人組のうち柄本佑演じる川端は殺されてしまったが、最後には四方と田所がわかり合え、よかった。救われた。
 最後のシーンで喫茶店「ゆきわりそう」の廃屋をアームクレーンで壊すことが、過去のある事件とわだかまりを完全に消し去ったことを象徴していた。

 久しぶりに見るあの北の国からの吉岡秀隆の演技もよかった。もう熟年年寄りの役もこなせる年になったのだ。
 映画の重要な役を演じる仁科涼子役の安藤サクラが、山梨県出身の林真理子が出演しているのかと思わせるほど似ていた。
 吉岡も安藤もなかなかの演技派だ。益々の熟練活躍を期待したい。

・・・いい映画はいい。大げさにいうと生きていてよかったと思う一時だ。

「追憶」
製作年;2017年  製作国;日本  配給;東宝
スタッフ
監督;降旗康男  脚本;青島武 瀧本智行
キャスト
岡田准一;四方篤 小栗旬;田所啓太 柄本佑;川端悟 吉岡秀隆;山形光男
長澤まさみ;四方美那子 木村文乃;田所真理 安藤サクラ;仁科涼子

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2017年3月20日 (月)

映画「アラヤシキの住人たち」を観る

 ずっと前から観たかった映画だ。普通の映画館では絶対観られない映画だと諦めていたが、先日新聞の小さなお知らせ欄で県立美術館を会場に映写会が実施されるということを知り、出かけた。

 自由学園の教師だった故宮嶋眞一郎さんが創設し、息子の宮嶋信さんが後を継ぎ続けている小谷共働学舎の一年間の記録ドキュメンタリーだ。

 何よりも風景映像が美しい。歩いて1時間半もかかるところにあるアラヤシキ、冬は厳しいのだろうけれども、このありのままの自然の下でみんなで共働することが、ここに暮らす人々を心豊かにしている。
 ヤギの赤ちゃんが生まれるのを見守るみんな、生まれて手をたたいて喜ぶるシーンもいい。そして、ここを出て行っても、戻ってきてもいい、決して雄弁ではない人たちが仲間のことを考え本音で話す姿など、まさにこの共働学舎の有り様を示している。

 この映画、もし機会があったら、是非観て欲しい。今の社会で生きづらさを感じている人たちが大勢いる、そして自分を含めて一人一人が掛け替えのない人生を歩んでいるのだということに思いを寄せて欲しい。 

「アラヤシキの住人たち」
  製作年;2015年 配給;ポレポレタイムス社ポレポレ東中野
  スタッフ 監督;本橋成一 プロデューサー;大槻貴宏 撮影;一之瀬正史
  特別協力;NPO法人共働学舎  後援;小谷村 信濃毎日新聞 
  

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2017年2月25日 (土)

大変なことになっていないか マスコミの報道姿勢

 先日、NHKのテレビニュースを見ていて唖然とした。森友学園についての国会でのやりとりのニュースで、何が問題になっているのかということや、野党質問者の指摘などほとんど放送せず、弁解としか思えない首相が話している映像を延々と放送していたのだ。

 こんな報道があるのだろうか。ニュースの中身もだが、それ以上に一方に偏ったこれほどあからさまな報道姿勢があるのかとびっくりした。テレビを観ている人たちは、どう思っただろうか。

 何かNHKの報道姿勢が大変なことになっているのでは、という思いを強くした。他のマスコミもどうなのだろうか。同じような傾向がないだろうか。
 
 難しいのだけれども、何が真実か何が本当なのかをしっかり見極めなければと思う昨今だ。

 この記事もご覧ください →  平成29年の年頭に当たって

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2017年1月30日 (月)

徳川綱豊(江戸幕府第6代将軍家宣)の登場

 NHKテレビ土曜時代劇「忠臣蔵の恋~四十八人目の忠臣~」を観ている。承知している忠臣蔵が、意外な展開になりびっくりしている。番組が、二部「大奥編」となり、佳境に入っているのだ。喜世が、いよいよ大奥に入り、甲府宰相徳川綱豊の側室にという場面になった。

 この綱豊は、江戸桜田御殿に住んでいるが甲府藩主であった。江戸幕府第3代将軍徳川家光の二男の徳川綱重が甲府藩主となり、延宝元年(1673年)に綱重の長男綱豊が甲府藩主になったのである。そして、宝永6年(1709年)綱豊は、48歳で第6代将軍徳川家宣となるのだ。
 将軍になる前、第5代将軍徳川綱吉の養子となり、江戸城西の丸に入った宝永元年(1704年)、甲府藩は絶家となった。その後、綱吉の側用人柳沢吉保が城主となるのだ。

 喜世が産んだ子が、第7代将軍家継になるのだし、例の江島生島事件の江島が登場していることもあり、これからドラマがどう展開するか楽しみで、見逃せない。
 原作は、毎日新聞に連載された諸田玲子の「四十八人目の忠臣」だそうだが、史実とドラマの見極めをしっかりしなければと思っている。
 

NHKテレビ土曜時代劇 「忠臣蔵の恋~四十八人目の忠臣~」
 放送;2016年9月24日(土)スタート・連続20回/原作;諸田玲子「四十八人目の忠臣」/脚本;吉田紀子/音楽;吉俣良/演出;伊勢田雅也 清水一彦 黛りんたろう
 出演;喜世(武井咲) 礒貝十郎左衛門(福井誠治) 大石内蔵助(石丸幹二)  綱豊(平山浩行) 江島(清水美沙) 堀部弥兵衛(笹野高史)  他

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2017年1月27日 (金)

定年後の暮らしは映画三昧 「この世界の片隅に」を観る

 定年後の暮らしは映画三昧・・・、昨日に引き続いて今日も映画を観た。昨日は古い中国映画「山の郵便配達」、今日は最近あちこちのメディアで話題のアニメーション映画「この世界の片隅に」。

 上映時間が2時間余り、教えられること、考えることの多い大作、いい映画だったと思う。みんなに、特に若い世代に観てもらいたい映画だ。映画館には大勢の人が観に詰め掛けていてよかった。

 余り知られていない会社(団体?)が制作し、余り大げさに宣伝もしなかった映画がこんなに人気が出たということもうれしい。

 二度と繰り返してはいけない暗い時代、悲しい辛い出来事がいっぱいあるのにもかかわらず、明るく精一杯生きる主人公のんがいじらしい。悪い人が出ず(のんに意地悪をしているように見える義姉も決して悪い人でない)、そういう点では最後まで安心して見ていられる映画だ。

 物語が終わった後も劇場が明るくなるまで立ち上がる人はいなかった、余韻に浸っているように。

 いい映画はいい。大げさに言うと生きていてよかったと思う一時だ。

 「この世界の片隅に」   製作;2016年  配給;東京テアトル 上映時間;126分
   スタッフ/監督;片渕須直 原作;こうの史代 脚本;片渕須直 企画;丸山正雄
         プロデューサー;真木太郎
   キャスト(声の出演)/のん;北條(浦野)すず 細谷佳正;北條周作
         尾身美詞;黒村径子
 稲葉菜月;黒村晴美 

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2017年1月26日 (木)

映画『山の郵便配達』三度目を観る

 違う映画を観ようと思って映画館の上映スケジュールを見ていて、この『山の郵便配達』が上映されていることを知った。しかも1月27日上映終了予定だということで、急遽三度目になるのだが今日観に行ってきた。どうも全国的な映画館のイベント企画のようだが、映画館が何度観てもいいこの素晴らしい古い中国映画を上映したことに敬意を表したい。

 以前観た時の感想とおなじになってしまうのだが・・・

 仕事、父と息子、家族、、地域、愛、思いやり、誠実さ・・・最近の日本の社会の殺伐とした風潮と照らし合わせて、本当の人間の幸せ、社会の豊かさってどこにあるのだろう、何なのだろうと思う一時であった。

 1980年代の中国湖南省の山岳地帯が舞台だそうだが、日本のかっての風景にも似た美しい映像にため息が出た。日本で撮ったのではないかと錯覚するほどだった。今、私が歩くあちこちの里山、山道、峠道などから望むのと同じような景色がスクリーンに次から次へ映っていた。

 山から里に住む父(郵便配達人)のところに嫁いで来た母が、息子の「山の人は、何故山に住むのか」という質問に答えていた。
 「山の人が山に住むから、それが一番合っているから」・・・

・・・いい映画はいい。大げさに言うと生きていてよかったと思う一時だ。
 

  製作;中国’99/原題;『那山 那人 那狗』/上映時間;93分/
  監督:フォ・ジェンチイ/原作;ポン・ヂェンミン/
  キャスト;トン・ルーチュン、リウ・イエ、ジャオ・シィウリ、ゴォン・イエハン 他
 

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2016年12月23日 (金)

「君の名は。」を観る

 アニメ映画「君の名は。」を観た。国内での興行収入が200億円を突破したとか話題の映画ということもあるのか、映画館は大入りだった

 話のきっかけが彗星衝突という興味あるものだったが、私には筋がいまいちはっきりつかめないところがあり、すっきりしない気持ちの映画だった。大変人気のある映画だそうで、若ものには話の筋も、主人公たちの気持ちも、しっかりとらえられるのだろう。

 おなじアニメ映画でも以前観た宮崎アニメ「風立ちぬ」は、大変よかった。このブログにも書いたがアニメ映画は、完成域に行き着いているのではないかと思ったのだが。

   2013年9月15日の記事 → 映画「風立ちぬ」

 今回の「君の名は。」は、年寄りの観る映画ではなかったか?!


作品データ/製作;2016年 配給;東宝 上映時間;107分
スタッフ/原作監督脚本;新海誠 製作;市川南 川口典孝
キャスト(声)/神木隆之介;立花瀧 上白石萌音;宮水三葉 長澤まさみ;奥寺ミキ 市原悦子;宮水一葉

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2016年9月22日 (木)

グレートトラバース2 二百名山一筆書き踏破への道

 NHKテレビBSプレミアルの「グレートトラバース2 二百名山一筆書き踏破への道」が終わった。ずっと毎朝楽しみで見ていたので、終わってしまうとなると何か寂しい思いがする。

 田中陽希さんが最終に近い回で、「一歩一歩・・・いつか一歩が百歩になって百歩が千歩になって、千歩が一万歩になって・・数え切れないぐらいの歩数を歩いてきたと思うんですが、たかが一歩されど一歩というところであの一歩があったから今ここにいるし、あの一歩がなければ今ここに立ってない・・すべてが今ここにいさせてくれる糧になっているんだなと感じますね・・・」と言っていたが、実に名言だと思う。

 北海道宗谷岬から、九州佐多岬まで8,000㎞、二百名山を歩いて踏破したということだからものすごいものだ。驚嘆する。

 山梨県の山にも沢山登ったようでうれしかった。身びいきかもしれないが、山によっては時間が短くてもっと魅力はいっぱいなのにと思う回があったが、仕方がないか。

 また総集編のようなものが、放送されるようで楽しみにしている。

 2015年10月11日の記事 →  「グレートトラバース2 二百名山一筆書き踏破への道」を観る

 

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2016年3月19日 (土)

映画「エヴェレスト 神々の山嶺」を観る

 映画「エヴェレスト 神々の山嶺」を観た。朝早いのにもかかわらず相変わらず映画館は混んでいた。三連休初日だからだろうか。私の観たこの映画は半分ぐらいの入りか?

 現地ロケが沢山あったようで迫力は満点だった。スタッフも俳優も苦労しただろう。期待した素晴らしいエベレストの眺めもあったが、話の筋からむしろ恐ろしいという感じの方が強かった。そして話が突飛で最終的には登山での死を美化しているような傾向があり上手くないなと思った。

 幸いスタッフ俳優のがんばりと尾野真千子の抑えたいい演技で、前に観た市川海老蔵出演の「一命」の様に「観なければよかった」という気持ちの映画には寸前でならなかった。

<スタッフ>
 監督;平山秀幸/原作;夢枕獏・「神々の山嶺」/脚本;加藤正人/プロデューサー;井上伸一郎
<キャスト>
 岡田准一;深町誠/阿部寛;羽生丈二/尾野真千子;岸涼子/ピエール瀧;宮川
<データ>
 製作年;2016年/配給;東宝、アスミック・エース/上映時間;122分

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2016年3月14日 (月)

「家族はつらいよ」を観る

 あの寅さんの山田洋次監督「家族はつらいよ」を観た。妻と孫は同時刻上映の「ドラえもん」を観て楽しかったようだ。

 映画は、橋爪功と吉行和子が演ずる熟年夫婦の離婚騒動のホームコメディだ。時々、あちこちの観客から笑い声が聞こえた。時代を現在に移した寅さん映画かもしれないと思った。

 今回は妻夫木聡の恋人役の蒼井優のしっとりとした演技がよかった。好きな女優の一人になった。

「家族はつらいよ」
<スタッフ>
監督;山田洋次/脚本;山田洋次 平松恵美子/プロデューサー;深澤宏/撮影;近森眞史

<キャスト>
橋爪功;平田周造/吉行和子;平田富子/西村雅彦;平田幸之助/夏川結衣;平田史枝/中嶋朋子;金井成子/林家正蔵;金井泰蔵/妻夫木聡;平田庄太/蒼井優;間宮憲子

<作品データ>
製作年;2016年/配給;松竹/上映時間;108分

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