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カテゴリー「里山のこと」の105件の記事

ここに昔畑があった・・・

2021年4月13日 (火)

今日も峠を行く 甲府北山 ( 和田峠・金子峠・中峠 ) 

<イチリンソウの花の写真を撮るのがメインだったが、懐かしい金子峠道も歩いた。その後歩いた金子峠から中峠・和田峠までの尾根道は、前回歩いたときは踏み跡もはっきりしとても快適に歩ける山道だったが、今回は倒木が一杯で一部踏み跡もはっきりせず、楽観できないルートになっていた。十分注意して歩くのがいい。ルートを外して、右側帯那側だったらまだいいが左側へ下ってしまうと大変難儀することになる。
 積翠寺から淡雪山を経て湯村山まで甲府北山尾根道を歩く人も結構大勢いるようだが、金子峠から和田峠までは場合によったら帯那の集落側のアスファルト道を下った方がいいかもしれない。藪尾根歩きのベテランの方には余計なお節介だが。>

【歩いた日】令和3年4月12日(月)
【コースタイム】
 和田峠中腹駐車場(9:00)~ (9:30)小松山(9:40)~ (10:00)中峠口 ~(10:20)金子峠口(10:30)~ (11:00)金子峠(11:10) ~尾根道を歩く~ (11:45)中峠~(11:50)石の祠~(12:05)和田峠~(12:25)和田峠中腹駐車場
【参考にした資料 】
 「 1:25,000地形図 甲府北部 」 国土地理院 平成2年2月
 「甲府自然休養林ハイキングマップ 」 林野庁山梨森林管理事務所

<武田の杜遊歩道入口>
 甲府市街から県道104号天神平甲府線の和田峠を稲妻形に登って行き、県立鳥獣センターを過ぎしばらくして大きくカーブするところ(見晴らし広場のひとつ手前のカーブ)道脇に車2台ぐらい駐められる場所がある。ここが武田の杜遊歩道の入口だ。案内看板も設置してある。この武田の杜遊歩道は、ずっとこの先積翠寺方面まで甲府市街北部の山の中腹を貫いているいわばトラバース道だ。

<イチリンソウはまだ開いていない>
 武田の杜遊歩道の入口を入ってすぐイチリンソウの群生地がある。辺り一面一杯白い花が咲いていたが、朝まだ早いということで完全に開ききっていない。入口から数分だから、帰りにもう一度撮りに寄ろう。

<甲府名山10小松山へ>
 イチリンソウ群生地を過ぎ、その先の和田峠の上の方から流れてくる小さな沢を渡る。道脇にはイカリソウが一杯咲いている。武田の杜遊歩道といったん分かれ、山道を右にとる。やまなしの森100選「小松山のアカマツ林」という看板が立っていた。なるほど赤松の木がいっぱいだ。分岐から少し下り、また登りになり階段状になっている山道を登ると甲府名山小松山頂上(510m)だ。

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 富士山は靄ってよく見えないが、甲府盆地の街並みがよく眺められた。また西方向手前には、先日来何度も登っている法泉寺山がかっこよく見えた。

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<小松山から中峠口へ>

 小松山頂上で10分ほど休み、先ほどの分岐に戻り、中峠口へ向かう。ここから先もほとんど平らな山道だ。右側下には塚原、武田、積翠寺辺りの家並みを見下ろすことが出来る。途中、ハルリンドウの群生地があった 。

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 イカリソウ、ヒトリシズカなどの花も咲いていて、うれしくなった。小松山分岐から20分ほど進んだところに、小さな沢が10m程離れて二つあり、一つ目の沢付近にイチリンソウの花が一杯咲いていた。

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 二つ目の沢が中峠へ上る山道だ。ここから下れば塚原の集落に行き着くのだろうが、はっきりとした下る道は確認できなかった。ここから登れば中峠(塚原峠)だが、今回は金子峠から尾根道を廻って中峠に行くことになる。

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<初めて歩く道 中峠口から金子峠口へ>

 ここからは初めて歩く道だ。今までと同様ほとんど平らな道が続く。右下方向には、林間に武田神社の森や竜が池が見えた。20分ほどで金子峠口だ。塚原の集落から金子峠へ登る峠道のちょうど中間ぐらいに出たことになる。この金子峠へ登る山道は、学生時代養護施設建設のボランティアで上帯那へ上るために何度も歩いた懐かしい道だ。

<金子峠口から懐かしい峠道を金子峠へ>
 塚原集落からの峠道の途中からだが、金子峠へ向けて歩き始めた。稲妻形に登る山道は、さすが昔の峠道だ、とても登りやすい。金子峠口から登り始めて30分で、金子峠に着いた。峠の10m程手前に石仏を見る。

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 この金子峠には、学生時代以降も上帯那、大正池側からも何度もきている。上帯那側からは、車で10m手前ぐらいまで来れるのだ(^0^)
 峠を西に向けて10m程登ったところに甲府市の広報に以前載っていた板碑(石碑)がある。室町時代末期のものだそうだ。

<金子峠から中峠へ尾根道を歩く>
 金子峠から中峠に向けて尾根道を上る。しばらくは上り坂だがすぐ平坦な山道になった。725m峰は、あっという間に通過。倒木が沢山あり、歩き難い。踏み跡も所々薄くなり、進む道が分からなくなるが、所々にある赤テープを頼りに進む。以前に歩いたときは、もとはっきりとした踏み跡があり、安心して歩けた記憶があるが、少し楽観できないルートになってしまった。ルートファンディングの目が必要な道になった。まあ、こういう山道の方が楽しいという人もいるが。

<中峠(塚原峠>
 中峠(塚原峠ともいう)には石仏が三体ばかりあり、古い峠であることがわかる。向こう側へ下ったところが塚原の集落である。塚原から中峠を歩いて越え、千代田小学校へ毎日通っていた校長先生がいたという。「車窓の山旅・中央線から見える山」の著者山村正光のさんのお父さんだ。

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<中峠から石祠を見て和田峠へ>

 峠からさらに南西方向に少し登り尾根を歩く。最初の登口に、イワカガミの群生がありうれしかった。こんなところにもイワカガミが咲いていた!

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 ここの山道も距離的には短いが、楽観できない。ピークに石祠を見て下り始める。

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 道はかすかな踏み跡程度、その踏み跡を外さないように神経を使った。階段状の山道になると、出口が近い。そこから小さい沢に架かっている橋(このすぐ下がカタクリの群生地)を渡って和田峠の天神平甲府線の道路だ。アスファルトの道を下って、20分で先ほど車を駐めた場所へ戻った。
 そのまま山道に入り、先ほどのイチリンソウの群生地へ、今度は沢山のイチリンソウの花が完全に花開いており、思う存分写真を撮った。

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 こちらの記事もご覧ください
  2012年3月10日の記事
     →  金子峠から中峠、和田峠へ 尾根道を歩く

2021年4月 8日 (木)

白花のイワカガミを訪ねる新緑の山歩き

<私のホームグラウンドともいうべき白山(八王子山)を、そしてそこに咲くシロイワカガミを、『山と渓谷』4月号(№1033号)が紹介していてうれしくなった。>

 山と渓谷社が出している『山と渓谷』は、『岳人』と並んで有名な山岳雑誌である。私は特に関心のあるテーマがあると購入し、そうでないときは県立図書館で借りて読んでいる。

 今回の『山と渓谷』の記事の大きいテーマは「春爛漫 彩り豊かな山の花を訪ねる」、200Pに「白花のイワカガミを訪ねる新緑の山歩き」と題して白山(八王子)のイワカガミを ・・・白山の北斜面のトラバース道に群落をつくる白花のイワカガミ・・・ と紹介している。

 毎年この時季シロイワカガミの写真を撮りに出かけているが、この記事を見たこともあり、また薄曇りながらまあまあの天気だったので、写真を撮りに出かけた。梨の木峠から白山(八王子山)に登り、尾根沿いに四阿のある白山を通り、千代田湖丸山締切堤近くに降りた。

 『山と渓谷』の記事があったからだろうか、沢山の登山者と出会った。写真を撮っているソロの女性登山者も見た。

 撮影日 ; 令和3年4月8日午前10時~12時
 撮影カメラ ; PENTAX K-7
     レンズ ; SMCPENTAX-DA 18-55mmAL

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 こちらの記事もご覧ください
  2021年3月2日 → 徽典館学頭 友野霞舟 八王子山(白山)に遊ぶ 
  2020年4月7日 → カイイワカガミ(甲斐岩鏡)を撮る

2021年4月 3日 (土)

市川三郷町大塚 桜峠の桜

【 歩 い た 日 】 令和3年3月30日(火)
【コースと時間】 歌舞伎公園駐車場10:10-10:15山の先生記念公園-10:35作業小屋-10:40左下に池を見る-11:00竜ノ口坂峠-11:20浅間山三角点(593.9m)11:30-11:35林道桜峠-11:40桜の丘12:25-12:30桜峠-峠北側に峠道を下る-石仏 ー 林道を横切る-旧地形図破線の小尾根を下る-12:40石仏-林道-12:50反対側の小尾根で石仏2体を見る-再び林道へ-林道を下る-12:55林道ゲート-農道-13:25広域農道へ降りる-13:45歌舞伎公園駐車場

 いつものように歌舞伎公園駐車場に車を駐め、広域農道を10mも西に歩くと、「山の先生・丹沢正作」記念公園への入口がある。Imgp23481 公園の小さな藁葺き屋根の小屋を見て、すぐ山道に入る。落葉に埋まった山道で、イノシシの掘り返した痕が続く。先日の雨で、山道に水が流れているところもある。

 朽ち倒れた作業小屋の脇を通り過ごし、ちょっとした平地に小さな石祠を見る。『甲斐国志』にある竜ノ口峠と思われる峠状のところを通り過ごし、いよいよ昔、畑だったという広い尾根に出る。Imgp23651 以前と違って、葦は切り払ってあり、歩きやすいまっすぐの山道を進むと、浅間山三角点(593.9m)に着く。市川大門の街並み、三郡橋、櫛形山中腹の平林の集落もよく見える。

 三角点で10分ほど休む。三角点からは、すぐ林道桜峠だ。林道手前で山歩き姿の三人の方に出会う。桜峠の桜が綺麗ですよという言葉に期待が膨らんだ。林道桜峠には車が1台駐めてあり、若干興ざめ。もっとも私も車で来たことがあるか。林道から古いトイレと思われる小屋の脇を登ると桜峠の桜が見える。

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 今年も同じだ・・・誰もいない桜峠の丘、何十本もの桜の花が咲きほこり、鳥の声がチーチーと賑やかに響く。時折吹く快い風・・・桜の花びらがひと片ふた片ヒラヒラと舞い降りる。まさに山上の桜の楽園を独り占め・・・

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 桜峠に降りる。草木は刈り払ってあり、峠らしい雰囲気がする。芦川沿いの中山辺りから大塚へ越える峠だ。ホームページでよくやりとりをした「峠のむこうへ」さんが掛けた桜峠の表示板はまだあったが、文字はもう読めなくなっている。Imgp24131 あの頃からも時が流れたのだ。峠東側の小丘の祠はしっかりと峠を見下ろしていた。

 峠を北西へ下りすぐ石仏を見、林道を横切り、以前下ったことのある小尾根に入る。木々に行く手を阻まれることが多いが、何とか薄い踏み跡を辿りながら下ったところでまた古い石仏を見る。Imgp24181 ほとんど人が通らない廃道に近い峠道を下っている私を見守ってくれていらっしゃる石仏さんに感謝、手を合わせる。

 小尾根からいったん林道に下り、反対側に上った尾根(小丘)に2体の石仏を見る。昔の峠道にあったものか、ごく新しいものなのかわからないが、こんなところにも石仏があるのだ。

 2体の石仏を見てすぐまた林道へ下り、その後は林道をそのまま下る。桜峠林道が始まる地点には獣除けのゲートが設置されている。ここからはもう普通の畑が続いている。みたまの湯へ行く道から左へ外れ、ゆったりとした気持ちで、広がる畑の中の舗装された農道を進んだ。農道の両側にも桜が咲いていた。Imgp24291 桜越しに三郡橋、旧田富町辺りの街並みが眺められたが、その先に見えるはずの八ヶ岳などは黄砂のせいで靄っていて全く見えなかった。

 長く続く芦川北陵西端から登り、三角点浅間山を経て桜峠へ、桜峠に大勢に見られることなく咲く桜を堪能し、そして古い峠道を下り、みたまの湯を脇に見て広域農道へ・・・充実、満足の桜のお花見、山歩き、峠歩きだった。

2021年3月 5日 (金)

春の妖精ミスミソウの花を撮る

 ミスミソウは、早春に落ち葉の間から小さな花を咲かせ、春の訪れを告げてくれます。また雪どけを待ちきれずに雪の間を割って出るように花を咲かせることから雪割草とも呼ばれています。その姿はまるで妖精のように可憐です。先日紹介したセツブンソウなどと同様 ”スプリング・エフェメラル ”と呼ばれる草花の一つです。

 今年も旧六郷町宮原の裏山へ、ミスミソウの写真を撮りに出かけました。午後は雨が降るという予報で、朝早い時間に出かけたので、花が咲いているかな、姿を見せているかなとちょっと不安に思いながら(陽があたっていないと花が開かないと聞いた)山道を登りました。落ち葉に覆われた山の斜面に目を凝らすと、あちこち白いかわいい花が沢山咲いていてうれしくなりました。

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 撮影カメラ ; PENTAX K-7
     レンズ ; SMCPENTAX-DA 18-55mmAL
          SMCPENTAX-DA 55-300mmED

2021年2月10日 (水)

芦川沿い古宿のセツブンソウを撮りに

 「セツブンソウ」は、”スプリング・エフェメラル ”と呼ばれる草花の一つ。早春にいち早く姿を見せ、夏までには姿を消してしまう。まさに”春の短い命”だ。「春の妖精」とも呼ばれる。

 今年も市川三郷町芦川沿いにある古宿へ、時季がまだ少し早いかなと思いながらセツブンソウの花を撮りに出かけた。民家裏にある山斜面の降り積もった枯れ葉の間から、可愛らしい白い花がもういっぱい顔を覗かせていた。

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2020年12月22日 (火)

「木喰の里 微笑館」を訪ねる

道の駅しもべの入り口にある石碑に・・・

 木喰さん

   まるまると

   まるめまるめよ

   我が心

   まん丸丸く

   丸くまん丸 

 

 国道300号線を、下部駅入り口から本栖湖方面に走り、道の駅しもべに寄る。木喰の里微笑館への道を訪ねると、地図を渡してくれ道順を丁寧に教えてくれた。それでも入り口がよくわからず、一度は通り過ごしてしまった。
 Dsc_01091道の駅から600m程進み旧道を古関方面に向かう道に入ってすぐ、戻るように鋭角に曲がると、もう車が一台しか通れないぐらいの舗装の道になった。対向車が来るとやばいなと思いながら、進むDsc_01101 。10分ぐらい進んだだろうか、左下に木喰上人の生家を見て更に進むとちょっとした丘のようなところ右側に、「木喰の里微笑館」があった。

 前回来たときと同様、管理人さんが丁寧に対応してくれた。お茶を出してくれビデオのスイッチを入れてくれた。このビデオは、UTYテレビが特別企画で木喰上人を特集したときに作ったビデオだったような気がする。Dsc_01121

 ビデオを見終わって展示室へ。今回の企画展メインの、柳宗悦が木喰上人のことや生涯のことを綴った雑誌「女性」の展示が興味深かった。今回の企画展の内容を、本にでもして売ってくれればいいなと思ったのだった。

Dsc_01211  管理人さんに、四国堂の場所を聞くと、微笑館の外に出て教えてくれた。なるほど見下ろすと、さっき通ってきた木喰の生家のそばの森の中に四国堂が見えるではないか。生家の近くの道脇に車を駐め、山道を四国堂に向かった。2~3分で着いた。当時の四国堂の建物ではないそうだが、趣のある建物だった。

 管理人さんが、四国堂の場所を教えてくれたときのこと、微笑館から眺めた四国堂の上ずっと先に、天狗岩の麓の峰山の集落が見え、そして以前この丸畑の集落を遙か眺めた林道折八古関線が眺められた。Dsc_01131

 帰りは微笑館のある丸畑から西方向へ進み、横手を通り市川大門下部身延線に入った。丸畑に行くのに、300号線から入るより、こちらの道の方が、マイクロバスでも通れるほどの道でこちら周りの方がいいかなと思ったのだった。

 こちらもご覧ください
  2011年3月7日の記事 → 旧下部町丸畑 木喰の里微笑館 
  2018年10月1日の記事
          → NHKテレビ日曜美術館「微笑む仏」を観る
  2019年1月28日の記事 → 「木喰上人作 木彫仏」展を観る

2020年8月29日 (土)

山梨百名山帯那山 奥帯那山 見越山

< 山梨ケーブルテレビNNS11チャンネルでやっている「てくてく山梨百名山」で、今回は「帯那山」をやっていた。その中で二等三角点がある奥帯那山に真新しい立派な標柱が映っていた。あれ、こんなのあったかな。帯那山を自分のホームグランドと謳っている私とすれば、これは見落とすわけにはいかない。それで久しぶりに「帯那山」に登った。ついでにすぐ隣にある「見越山」と、甲府市街からよく見える電波塔の山(名前なし)もにも寄ってきた。>

<水ヶ森林道途中帯那山登山口から>
 甲府積翠寺から山梨市切差へ抜ける太良峠から水ヶ森林道へ入って2~3㎞、道路脇に車が2~3台留められるところに「帯那山登山道」の小さな看板がある。ここが、一般的な帯那山登山道、山梨市戸市からの登山道の中間点ぐらいになる。

<旧帯那山高原牧場へ行く林道を横切る>
 水ヶ森林道から登り始めて
20分ほどで、旧帯那山高原牧場に行く林道を横切る。横切ってすぐはものすごい急な道だが、すぐ平らな林道歩きになる。

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 帯那山山頂にあった警察無線中継所の建設やメンテナンスのために作られただろう古い林道を辿ると、15分ほどで帯那山の休憩東屋に着く。

<帯那山山頂 これでは・・・>
 休憩東屋から20mほどで、山梨百名山の標柱や旧警察無線中継所の廃屋がある帯那山山頂だ。昔、芝草スキーをしたという辺り一面の斜面は、ススキのような背の高い草に覆われていた。歩くにも苦労するほど伸びていた。わずか山梨百名山の標柱のあるあたり10m四方の草が刈ってあり開けていたが、残念ながらこれでは今の時期、帯那山初めての登山客を迎える環境ではないなと思った。

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<奥帯那山に新しい標柱があった>
 帯那山山頂から15分ぐらいほとんど平らな山道を行くと奥帯那山山頂(1442.3m)だ。なるほどテレビに映っていた真新しい標柱が立っていた。ただそこへ着く手前10mほども、高いススキのような草で、標柱はよく見えなかった。初めての人だったら手前で諦めて戻ってしまうかもしれないと思った。

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<見越山に向かう>
 帯那山の山梨百名山の標柱のある帯那山山頂に戻り、そこから旧帯那山高原牧場に向かう林道に歩き下る。この山道も、本来は草原の中の眺めのよい快適な遊歩道なのだが、背の高いススキのような草に隠れていて、進む方向がわからないぐらい。

<三角点のある見越山山頂>
 旧帯那山高原牧場入り口のゲートがあるところから、50~60mほど行ったところを林道からはずれ、
左の山の中に入る。わずかに残る踏み跡を5分もたどると三角点のある見越山山頂(1347.4m)に着く。前にはなかった「見越山山頂」の標札がつるさっていた。この山頂は、三角点マニアやバリエーションルートを楽しむ人以外はすぐ脇を走る林道の方を歩き、ここを通らないだろう。

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<これは何だ・・・>
 その先もうすぐ東側の斜面広く木が切り開かれ、広々として眺めはよくなった。太良峠、棚山方面が眺められる。その向こうに盆地の町並み、御坂の山々が見える。(御坂の山は今日は雲に隠れ見えなかった。)これから行く電波塔もよく見えた。材木を伐採、そのうえでまた植林をするというのではいいが、まさか太陽光発電の施設なんかを作るのではないだろうな、だとしたらこれはもうまったく環境破壊だと思った。山を丸裸にしている。

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<市街からも見える電波塔>
 切り開かれた斜面のその向こうにある甲府市街からもよく見える電波塔を目指す。たどり着いた電波塔前の広場には、東屋休憩所があるが、もう草に囲まれ使えるものではなくなっている。この電波塔は、今も作動しているのだろうか。

<旧帯那山高原牧場>
 電波塔から帰路に向かう。帯那山高原牧場も、バブル
の時代のわずかの時代しか開かれていなかったのではないか。今も林道沿いに続く白い柵、使われなくなり、朽ちた施設が、寂しさを誘う。

<花々が咲き乱れる帯那山はどこへ>
 今回の山行きでは、私のホームグランドとする帯那山が、みんなに来てもらって楽しんでもらう山域ではなくなっていくような気がして寂しくなってしまった。一面にアヤメの花が咲き、秋の高原の花々が咲き乱れる帯那山は、どこへ行ってしまったのだろうか。(地元の人々、自治体も保護活動、整備活動などしてくれているのだろうが。)

                      (令和2年8月25日登る)

2020年6月 4日 (木)

甲斐百山「醍醐山」に登る

【山行日】 2020年5月28日(木)
【天候】 晴
【コースタイム】
 JR身延線甲斐常葉駅(9:35)~「是より山道」登山口(9:45)~鳩打峠(10:15-10:20)~五老峰展望台(10:35)~醍醐山山頂(11:15-11:40)~大子集落(12:05-12:15)~下部側登山口上の平集落(12:40)~下部駅(12:50-13:00)~甲斐常葉駅(13:35)
【参考にした資料 】
 「 1:25,000地形図 切石 」 平成11年1月 国土地理院
 「 甲斐百山 」日本山岳会山梨支部 令和元年12月
 「 甲斐の山旅・甲州百山 」山村正光 他 1989年10月 実業之日本社

 甲斐常葉駅から歩いて10分ほどで、「是より山道」と彫ってある石物(*)がある。醍醐山登山口だ。なかなか味のある古そうな石で、これからいよいよ、がんばって登るぞ!という気持ちになった。 

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 檜林の中の山道をゆっくり登る。林の中に土塁のような山道が出てくるとすぐ先が鳩打峠で、ここでこの下鳩打トンネル脇から登ってくる登山道が合流する。以前醍醐山へ登ったときは、この山道を登ってきたのだ。

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 五老峰展望台を過ぎ、右手下にブースターアンテナ群を見て通り過ぎる。このアンテナは今も使われているのだろうか。ここを過ぎると、すぐ醍醐山山頂(634.8m)だ。四捨五入すると635mでムサシにならない(^0^) 東屋があり、早めの昼食を食べる。山登りはいつもそうだが、この時が至福の時。

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 下山は前回はここから鳩打峠の方へ引き返したが、今回は下部駅方面へ下る。まもなく大子峠の下にある大子集落だ。何軒かの集落だったようだが、廃村のようだ。しかしどうも一軒だけはどうも人が住んでいるようでもある。ありがたいことに「トイレをお使いください。」の張り紙がしてあった。心遣いがうれしい。

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 大子集落から30分で上之平の集落で、下部駅側の醍醐山登山口だ。

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 ここから下部駅まで国道300号線を歩いて10分。電車があれば、一駅だけでも乗ろうと思ったが、生憎次の鈍行は1時間も後。国道を歩くことにする。
 下部駅から、甲斐常葉まで舗装道路を歩く。常葉川を眺めたり、時々ある集落の家々を眺めながらで退屈はしなかった。30分で甲斐常葉駅に戻る。

 2回目の醍醐山、今回は鳩打峠、大子峠の二つの峠を通過、おまけに懸案だった古い大子集落を訪れることが出来て満足満足の里山歩きだった。


追記)
 (*) Facebook「醍醐山と下部温泉」R3.3.6 によると、この石碑は平成27年秋に地元の末廣石材から寄贈されたものだそうだ。人里と山を分ける石碑として後世まで残るものだろう。

2020年5月15日 (金)

切差の里山にニリンソウ咲く

 山梨市切差の小さな沢を登る山道の脇にニリンソウがいっぱい咲いていた。山道下の沢の岸辺にも群生、小さな流れの向こうの岸辺にも何輪か咲いていた。ただ小さい花で、気を付けて見ないと見逃すかもしれない。

 花はイチリンソウより少し小さめ、茎葉の間から2本の柄を出し2輪を付けることからニリンソウ(二輪草)という。二輪は咲く時期が少しずれるそうだ。受粉の可能性を少しだけでも高めるため。

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2020年5月14日 (木)

甲斐百山「 塩ノ山 」に登る

【山行日】2020年5月13日(水)Bonchi002
【天候】晴(黄砂)
【コースタイム】
 塩山温泉登口(9:10)~第一休憩所(9:25-9:35)~第2休憩所~ 頂上(9:55-10:15)~ 登り口(10:40)
【参考にした資料 】
 「 1:25,000地形図 塩山 」 平成11年1月 国土地理院
 「『甲斐山岳』第11号別冊 甲斐百山」 日本山岳会山梨支部 令和元年12月15日

Imgp90541  塩ノ山は以前からずっと一度は登りたかった山だ。若い頃、この山の麓の青梅街道を一週間に一度通り、柳沢峠を越えて小管村にある職場に通っていた。また、よく写真を撮りに行くザゼンソウの群生地から登る小倉山の頂上から、この塩ノ山が麓に小さく見下ろせるのだ。(右上の写真がその小倉山の頂上展望台から撮ったもの)東京に用事で行くときに乗る中央線の電車の車窓からよく見える。Imgp90571

  塩山温泉の中に登口があるのは承知していたが、いつも通っていた車道は温泉街の通りではなく、その裏に温泉街の通りがあったのだ。その温泉街の、温泉旅館の間に登口があった。

Imgp90711  登口の階段を登るともうそこから塩ノ山の登山道が始まる。登山道というか、やはりこれは「遊歩道」だ。稲妻形に三四回ジグザグに登ると、30分ほどで頂上。途中二棟の東屋があった。また途中の道の脇にはベンチがあった。

 頂上からは、塩山駅前から西の街並みが手にとるように眺められた。その向こうの御坂の山々は、黄砂のモヤで全く見えなかった。こんなに濃い黄砂も始めてという感じだ。Imgp90731
「御坂の山の向こうに富士山が見えるんだ。南アルプスの方向も以前はよく見えたのだが、今はそちら方向の木が大きくなり見えなくなってしまった。」と頂上にいた掃除のボランティアをしているらしき人が呟いていた。

 三角点を確認、念願の塩ノ山に登り、明るい気持ちで麓の塩山市街に向けて下り始めたのだった。

より以前の記事一覧

お薦めサイト

山と山の花セレクション

  • マツムシソウ
     山登り山歩きの折、撮りためて来た写真を主に「山と山の花セレクション」をまとめました。ご覧ください。

続 山と山の花セレクション

  • ミヤマシャジン
     山歩きの折に撮った山と山の花の写真・・・「続 山と山の花」です。ご覧ください。
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