カテゴリー「塔岩天神峠をめぐって 」の19件の記事

歴史に埋もれた甲府市北部塔岩町天神峠付近の山歩き

2016年5月 7日 (土)

「竹日向」はとんでもなく全国的に有名なところ

< 私が塔岩天神峠やダアス峠を歩くのにいつも出発地としている甲府市「竹日向」がとんでもなく全国的に有名なところだということを、今回ダアス峠山を歩く(平成28年5月5日)のに際して、インターネットを調べていて知った。>

 専門的なことはよくわからないのだけれど「タレン石」とか「ガドリン石」とかいうとても貴重な珍しい鉱物が、この竹日向近辺で見つかっているのだという。ホームページ資料によっては「日本国内唯一」とか「山梨県の代表的鉱物産地」などという表現が飛び交っている。

 あるホームページによると、先日私が歩いたダアス峠山の近くからもその鉱物が採集されているというのだ。ダアス峠脇にあった石仏の写真が載っていたりして・・・。
 また、以前行ったことがある集落上の神社のさらに上に見えていた大きい砂防ダムの辺り、竹日向沢の写真が載せてあったり・・・。

 鉱物の専門家や収集家?には「竹日向」は、有名なところだったということだ。自分がいつも歩きまわっているところから貴重な鉱物(専門家や収集家にとっては宝物だろう)が採れるなんて何となくワクワクするではないか。 

 参照 ; 「今日も峠を行く 塔岩町天神峠(団子峠)その3」

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2016年5月 6日 (金)

今日も峠を行く ダアス峠から天神峠

<念願のダアス峠から天神峠への尾根を歩くことが出来た。ダアス峠からの登りの急峻の箇所は、以前通ることが出来ず撤退したところだ。久しぶりの甲府市北部塔岩町天神峠付近の山歩き。新緑が眩しい。

【山行日】 平成28年5月5日(木)
【 天 候 】 晴れ(風強し)
【コースタイム】
 竹日向集落入口(車駐車)9:15-竹日向町公会堂前-林道-9:30林道終点-9:45ダアス峠90:50-10:10(ダアス峠山)10:15-10:30東電鉄塔-10:45天神峠10:50-11:25林道終点-11:40竹日向集落入口                 
【参考資料】 
 「 1:25,000地形図 甲府北部 」 平成2年2月1日発行(三色刷)5刷  国土地理院

Daasu006
 いつもの竹日向集落手前のちょっとした広場に車を置く。橋手前のゲートをくぐって直接林道に入る手もあるが、今日は集落に少し入り、小径を右手に上り、竹日向町公会堂前を通りちょっと下って林道に入った。下りたところ正面岩の上に石仏が数体ある。馬頭観音だろうか。

 林道は雑草と小さい雑木が生い茂り、四輪駆動の車でも走るのが難しいような感じだ。辛うじて人が歩くぐらいの巾で雑草雑木が少なく先に続いている。それでも歩く人はいるのだ。
 15分位で林道終点。天神峠へ直接行くのだったら、ここから左の沢へ入り登っていくのだが、今回はダアス峠を回るので右の山道に入る。Daasu002

 林道よりも歩きいいかもしれない山道をトロラバース気味にだんだん左に回り込むと、15分位でダアス峠だ。

 以前は気がつかなかったが、峠の脇には石仏がたっていた。峠でしばらく休みこの石仏の方向へ尾根を登る。すぐ東電の鉄塔があった。地形図には載っていない送電線鉄塔だ。そしてすぐ急登が始まる。以前天神峠から下って来てダアス峠をすぐ真下に見下ろしながら撤退した岩の積み重なる箇所だ。
Daasu007
 わずかの踏み跡を辿り大岩の間を登る。じっくり見極めないと違う方向へ行ってしまいそうだ。岩や木の枝を掴みながら登り四苦八苦でようやく「ダアス峠山」に着いた。かなり時間がかかったDaasutogeyama002ように思ったが、時計を見てみると20分位で登り切ったことになる。つらい苦しい登りで時間が長いと思ったのだ。

 この「ダアス峠山」は、ロッジ山旅の長沢洋さんが付けた名前だが、なるほどと思うネーミングだ。帰る時に麓から眺めたが、正にダアス峠の上方にある小山だ。麓からもわかる茶色の砂に覆われた小山だ。(地形図で計ってみると、だいたい950mぐらいだ。)

Tenjin005 ここから東電の鉄塔NO18(地形図ではこの辺りを天神峠としている)を登り越して30分でいつもの天神峠だ。(やはり地形図で推測してみると1010mぐらい。)
 天神峠から左へ100mばかり山道をトラバースしたところから、左に沢を下る。最初は広い沢だがだんだん狭い沢深い谷になる。ところどころ流れを右左に渡りながら下る。Sawa002
 ころどころ石積みがある。昔の畑だろうか。わさびでも作っていたのだろうか。何度も登り下った沢だが、この沢でいいのだろうかとちょっと不安になったところで、下方向に林道のガードレールが見えホッとした。

 林道を竹日向集落に向けてゆっくり歩く。林道の右上には石積みがところどころ見られる。地形図ではこの林道脇に桑畑の記号が表示されている。
 今度は林道をそのまま進み橋を渡りゲートをくぐって車に戻った。

    平成24年3月25日の記事 → 「今日も峠を行く 竹日向から天神峠を越えて塔岩へ」

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2012年3月25日 (日)

今日も峠を行く 竹日向から天神峠を越えて塔岩へ

 甲府北山昇仙峡、この近辺一時頻繁だったクマ出没の情報も、最近はまったくなくなりました。そして、何よりもインターネットで検索した~塔岩林道途中からP913近辺に登り、さらにそのまま尾根を天神峠を経て帯那山山頂まで行き、その後旧帯那牧場付近から尾根や沢を下り塔岩を通って塔岩林道に戻った~という記事に刺激され、私も「塔岩天神峠近辺」探索を再開しました。

 * 2万5千分の一の地形図「甲府北部」を見ながら読んでいただくとわかりやすい。

 今回(3月22日)も、竹日向側から登りました。(というのは、塔岩側から天神峠へ登る峠道は、竹藪に阻まれたり、踏跡が落葉で隠されていてはっきりしなかったりで、何度登っても同じルートをとれないのです。)Takehinata003
 蛇足で、不本意でもあるのですが、携帯ラジオの音を大きくし、リュックに吊した二つの鈴の音を鳴らしながら歩きました。(まだまだクマが心配です。)
 

 竹日向集落手前の広場に車を駐めさせてもらいスタートです。集落に入ってほんの50mも行かないうちに、右にコンクリートで舗装された小道を竹日向町公会堂方面に向Takehinata007かいます。この公会堂前がちょっとした小峠で、ここを越えるとすぐ林道に下り立ちます。ここにもいくつか石仏を見ます。ちょっと高めの岩の上にも石仏がありました。峠越えをする人々の安全を祈る馬頭観音もあったでしょうか。

 林道を10分も歩くと、林道は終点。ここを右へトラバースしていく道がダアス峠P913付近を経て平瀬へ長く下っていく道です。
 天神峠へは、左へ沢沿いに登ります。林道の突き当たりのガレを無理して登っても、手前ガードレールの脇から左の沢へ入って進んでも結局同じ辺りを登ることになります。
 すぐ谷の左側に柵で囲ってあるところを2ヵ所ぐらい見ます。少し水が流れている沢を左Takehinata005右に渡りながらしばらく登ると、狭い沢もだんだん広くなります。あちこちに低い石垣を見ます。ここは何だったのでしょうか。田畑ではないような・・・、もちろん家があった跡ではない。

 やがて一面落葉に埋もれた広い沢になりさらに登ると、やがて正面に左下がりの小尾根が見えてきます。この手前にかすかに右にトラバースぎみに登る踏跡が見つかります。これが天神峠に登る道です。この道を辿るとすぐ待望の天神峠です。ここまで林道終点から45分ぐらいです。
 峠を示すものは何もありませんが、送電線鉄塔の方向を示すと思われる「←No18 No17→」の黄色い鉄杭がありました。
 (「峠のむこうへ」さんからもらった昔の古い地図で検討すると、ここが昔の「天神峠」で間違いないと思います。)
 右の写真は、竹日向側から塔岩側に向かって撮りました。Tenjintoge003

 天神峠から、塔岩側に下る道もはっきりしていますが、20~30mも下るともう落葉に覆われはっきりしなくなります。斜面がなるくなり、石垣があったりしますが、その先が例の竹藪です。竹藪の中を、倒れている竹をくぐり抜けながら道らしくなっている筋道(はっきりしませんが)を下ります。まもなく集落跡を通過、なんとか塔岩集落跡入口の橋のたもとに行き着きました。峠からここまで20分ぐらいでしょうか。
 ほっと一休み・・・。
 (次の機会には、ここから見える沢沿いに上帯那に越える地形図にもある破線の峠道を歩きたいと思いました。この峠越えは、私は何回も失敗しているのです。)

 さて、一休みした後、天神峠に登り返しました。今回は、天神峠に直接登ることが出来ました。峠では冷たい風が竹日向側から塔岩側にビュービュー吹き抜けていました。
 この天神峠は、前述したように、もしかしたら「旧天神峠」とした方がいいのかもしれません。今の2万5千分の一の地形図だと、この峠から尾根を少し下り、1030mのピークを下った辺り送電線鉄塔(No18の鉄塔)の辺りを天神峠としています。塔岩から竹日向方面にに抜ける破線も1030mピークと鉄塔のあいだぐらいを通っています。しかし、この辺り、塔岩側はともかく、竹日向側は下るのは不可能ではないかと思うぐらいの急斜面です。それでも、もしかしたらこれが下る踏跡かなと思うかすかな筋道はあるにはありましたが、私には踏み込む勇気はありませんでした。

 送電線鉄塔を10mほど下った平坦地から(新しい地形図ではどうもここを天神峠としているようです。)も、塔岩側にははっきりとした山道が下っています。鉄塔管理の道で、塔岩方面に下れるのだろうと思いましたが、もう何か疲れていることもあり、次の機会にしようと思いました。竹日向側に下る道はやはり見つけることが出来ませんでした。
 (尾根道は、もちろんここからさらにP913方向に向けて下っています。私も途中まで下ったことがありますが、急峻な岩場に阻まれ下るのをあきらめました。)

 P1030を越えて(旧)天神峠に再び戻り、竹日向側に下りトレースする道を進み、途中から道のない沢沿いに下りました。(このまま山道を道なりに進むと、No17 の鉄塔に行き着きます。前に行ったことがあります。)

Takehinata007_2 犬の鳴き声が谷に響く竹日向の集落を通り、車に戻りました。
(先日は、さらにこの竹日向集落から昇仙峡に下る旧道(古道)を歩きました。写真の右に折り返すように下るコンクリートの道が旧道です。)

 今日は、登り下りを何回もしたせいかもしれませんが、何かとても疲れてしまいました。それでも、また天神峠付近の探索が出来て満足、満足。

参考) → やっぱりあった「帯那峠?」「ダアス峠」 ~ 今日も峠を行く 塔岩町天神峠 余聞  ~

 

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2012年3月 9日 (金)

竹日向町への旧道(古道)を歩く

 以前、甲府市の広報「とびだせ市民レポーター~甲府市内の”まち歩き”~」という記事に、塔岩町、竹日向町のことなどが載っており、その中に「川に沿った旧道の馬頭観音(竹日向町)」という写真と記述がありました。
 天神峠やダアス峠を歩いた時に竹日向を何度か訪れたことがあり、この記事のことが、ずっと気になっていました。
 先日(7日)思い切ってその記事の「川に沿った旧道」を歩いてみました。以前、何度か竹日向を訪れた時に、登り口と下り口の見当もついていました。Takehinata001

 昇仙峡グリーンライン県営駐車場に車を置き、渓谷遊歩道入口を過ぎ、グリーンラインを50mばかり仙蛾滝方面に進んだところを、右側に折り返すように狭い舗装道路が登っています。これが、竹日向に登る旧道(古道)です。
 (グリーンラインをさらに4~500mほど進んだところ右側に、竹日向町、高成町に至る林道入口があります。こちらは普通乗用車でも通れます。)

 しばらくは小型の4WDの車だったら登れるようなコンクリートの道が竹日向沢右岸を登っていますが、結構大きな水道施設を過ぎるともう車では登れない狭い道路になります。大きな落石がころがっていたり、散り積もった枯葉に少し隠れるようなところもありTakehinata002ますが、コンクリートの狭い道は続きます。

 沢の左岸に鉄製の橋を渡ります。さらに少し登ったところで、今度は橋を右岸に渡り少し登ると畑が見えだし、通行止めの林道の橋の下を通過、竹日向の集落入口に行き着きました。登り口から、30分ほどで到着です。

 集落の防災用具置き場の前で休ませてもらっていると、郵便車が集落の上の方へ走り登って行きました。しばらくして郵便車が下ってきて通り過ぎたのを機に私もまた下りに向かいました。

Takehinata003 下り始めて橋を渡ってすぐ、左手大きな岩の下に広報に載っていた馬頭観音がありました。登ってくる時には気がつきませんでした。登ってくる時と違って、今度は余裕を持ちながら、他に石仏などないかなと思いながら下っていったのでした。

 この道は、旧道(古道)ではあるけれど、もしかしたら車のない集落の人が昇仙峡発着のバスに乗ったりするのに、今も歩いて登り下りしている現役の道ではないかなと思ったのでした。

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2011年3月22日 (火)

やっぱりあった「帯那峠?」「ダアス峠」 ~ 今日も峠を行く 塔岩町天神峠 余聞 ~

 時間がとれたので、県立図書館に行って来ました。地域資料室で新しい資料を見つけました。やっぱり「帯那峠」、「ダアス峠」があったのです。「ダアス峠」は、越えましたが、「帯那峠」というのは、どこを指すのでしょう。

「甲府・北山筋周辺における歴史・民族と自然環境との関連調査」 昭和55年1月 山梨県

P50 ◎古道 御岳参詣道
P51 ・・・甲府からの参詣道は、塚原口があり、甲府市の塚原から中峠を越え、天神森に出て、下道の羅漢寺沢にいたる道と、塚原から上帯那にぬけ、塔岩に出て、そこから竹日向に向かい、御岳に出るコースもあった。

P52 ◎峠
金子峠 ・・・御岳参詣道がこの峠を通っていた。
天神峠 旧塔岩から竹日向へ抜ける峠の名称である。この道筋も古く、中世には、御岳参詣道の一つでもあった。また、仙娥滝以北の人々の薪炭を運搬して甲府にいたる生活道路でもあった。天神峠の名称は、天神平、天神森などの名前と関連があると思える。


「山梨県歴史の道調査報告書 第十二集 御嶽道 」 山梨県教育委員会 昭和62年3月

P3 Ⅱ道筋の推定と現状
P9 二 塚原・和田・帯那からのルート
(一)塚原(甲府市)ルート
P10 ・・・脚気石神社は、帯那峠への途中に鎮座し・・・
・・・なお、上帯那脚気石神社から北上して塔岩に出て、天神峠、竹日向を経て黒平にいたるルートもあった。
(二)和田(甲府市)ルート
P11  ・・・江戸時代末期までは平瀬への分岐点からしばらく行って、右に入り塔岩川ぞいに上って塔岩集落に行くか、途中で分かれて左手のダアス峠ごえで、塔岩と竹日向集落の間に出て、現在の羅漢寺前、あるいは能泉に下った。しかし、能泉から昇仙峡の左岸を上る道は、長田円右衛門の開いた御岳新道で、・・・これ以前は、竹日向からさらに右手の山道に入り、高成集落・川窪集落を経て、滝上の猪狩集落に至った、と思われる。なお、川窪から高成の間に、牧丘町赤芝から弓張峠を経て西保ルートにつながる道筋がある。・・・

   今日も峠を行く 塔岩町天神峠 最終章(4

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2010年5月 5日 (水)

今日も峠を行く 塔岩町天神峠 最終章(4)

 塔岩町天神峠歩き・・・レポートしたように、今回も思い通りの道を辿ることが出来ず、大いに心残りがあります。
Yamatutuji002
 しかし、古い峠道はこうなのだと思い直しました。
 利用しなくてもなんら差し支えのない峠道、人が歩かなくなった峠道を歩こうなどという酔狂な人はそんなにいないのだ・・・。
 人が通らなくなった道は、寂れやがてはなくなりもとの山に戻っていくのだ・・・。過去そうして消えていった峠道など数知れないのだろう・・・。それが自然なのだ・・・。

 ・・・

 これで、長い間取り組んできた「今日も峠を行く 塔岩町天神峠」をひとまず区切りとし、シリーズの”最終章”としたいと思います。(本当は、今回は”完結編”としたかったのですが、・・・weep

 長い間取り組んできたこの”塔岩天神峠”シリーズですが、「峠のむこうへ」さんには大変お世話になりました。色々な示唆をいただき、またいくつかの資料を提供してもらいました。心から感謝申し上げます。
 「峠のむこうへ」さんには遠く及ばないのですが、これからも峠歩きを続け、このブログにも引き続き峠歩きの楽しみをレポートしていきたいと思っています。

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2010年5月 4日 (火)

今日も峠を行く 塔岩町天神峠 最終章(3)

 甲府塔岩から竹日向方面へ天神峠を越えます。この天神峠を越えるのも私は何回目になるでしょうか。今回も、天神峠よりも少し上の尾根に出てしまい、少し尾根を下って天神峠に辿り着きました。
 天神峠には、峠を示すものは何もありません。ただ帯那山から下ってくる尾根(山道があります。)を、塔岩方面から登ってくる山道が竹日向方面へ越えています。前には、もっとしっかりした道だったような気もするのですが、今回は何か心許ない道のように思えました。

Rindo001_2

 峠を下る途中、リンドウのような花が咲いていました。(リンドウは、秋に咲く花だからリンドウではない?)
 竹日向から来ている林道の終点に降り立ちました。一台の車が止まっていました。通行禁止なのになと思いながら通り過ぎ、ダアス峠方面に登り始めたのでした。
 途中でバーン、バーンと鉄砲の音・・・、撃たれてはたまらないとラジオの音を一段と大きくしました。そして、まもなく有害鳥獣何とか何とかという腕章をした人が、体長2mぐらいの鹿を引きずって下って来るのに行き会いました。先ほどの車はこの人のものでしょう。
 仕方のないことなのでしょうが、何か嫌なものを見てしまったなという気持ちになりました。

Daasutoge001

 ダアス峠の先は、すぐ塔岩林道へ降り立つことが出来ると思っていましたが、峠から先の道も思いの外、長かったです。

 「塔岩」という地名は、塔岩の氏神さんの細草明神の側に高さ4.5mの仏塔のような岩があったところからだといいますが、ダアス峠から下る長い山道からも南の方に見える尾根の林の上に塔岩がいくつも見えていました。この近くは同じような地形で、塔岩のようなものがたくさんあるのだろうと思ったのでした。

 途中、倒木が進路を阻みます。一部道がわかりにくい場所もあります。そして、地形図破線に示されている塔岩林道ではなく、グリーンラインのトンネルの上を通り越してしまい、途中でほっぽり出された整地平地(別荘地にでもしようとしたのでしょうか。)を通り、昇仙峡長瀞橋にほど近い県道に出てしまったのです。

 連休で大賑わいの昇仙峡のお土産屋さんの前を、とぼとぼと歩き、長瀞橋を渡って昇仙峡入口のバス停から、珍しく立っている人も大勢いる満員のバスへ乗りこみました。(最近は、立っている人のいるバスなんて乗ったことがありません。どんどんバス路線が廃止されていく状況の中で、何か立っていることが苦にならずむしろ楽しい気分になったのでした。)

   (平成22年5月2日歩く)

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今日も峠を行く 塔岩町天神峠 最終章(2)

 今は住む人もいない甲府塔岩の人がいうなら上帯那へ抜ける「上帯那峠」、そして上帯那の人がいうなら塔岩へ抜ける「塔岩峠」なのでしょうか。でも、そうは言わないようです。

 帯那山林道途中から登れば5分ほどで着いてしまうその峠、私がいう「塔岩峠」・・・この峠ももう何度訪れたでしょうか。
 この峠を越え、今日もまた塔岩へ向かいます。今日こそ、地形図にある破線の通り歩き、塔岩へ辿り着きたい。前回と同じように最初は赤いテープを追って順調に歩を進めますが、しかし石垣のある確かな峠道の先で、またまたどうしても赤テープが見つからないのです。そして、結果的にまた道を逸してしまうのです。

Itiriso001

 足下には、イチリンソウが数輪咲いていました。前回は、このまま沢を下ってしまったのですが、それではならずと、今回はその先の帯那山から下りてきていると思われる小尾根に登り着きました。その尾根伝いにはっきりとした山道が下っていました。ああ、よかった、この先塔岩に右に下る山道が見つけられるかなと思いながら尾根を下りました。

 ところが、その右へ下る道が見つからないのです。そして、なんと言うことでしょう前回と同じ沢(砂防堤が3つばかりある沢)に掛かる塔岩林道の橋のところに出てしまったのです。(小尾根に出た時に、もっとしっかり反対側右側に下る道を見つければよかったのです。)
 ああ、塔岩の神社の脇に破線の道は下っているのに、今日も、その破線の道は辿ることが出来ませんでした。

 寂しい気持ちで塔岩に着きました。神社脇に破線は下ってきている。それらしき道を神社脇から逆に辿ってみましたが、すぐ途中で消えてしまいました。沢の上の向こうに稜線は見えますが、そこまで辿り着くのは大変厳しそうです。

 塔岩に車で来ていた数人の人たちがいて、その人達がいっていました。「うん、上帯那から来ている道は、向こう側はいいが、こちら側の道はもう消えてしまっているよ。」

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今日も峠を行く 塔岩町天神峠 最終章(1)

 甲府の上帯那行きの朝早くのバスは、前回と同じように乗った時は私一人・・・、途中北新町辺りからこれまた前回同様一人の男の方が乗り込みました。バスは、和田峠の急坂を稲妻形に登っていきます。この方は、終点の一つ手前で下車していきました。千代田小学校へ抜ける道の途中にある施設にお勤めの方かな・・・、ご苦労様です。
 上帯那バス停終点から20分あまりで脚気石神社に到着です。この脚気石神社について、『続・静かなる山』(川崎精雄、望月達夫ほか著 茗渓堂 昭和55年)の「阿梨山」のページに次のような一文があるそうです。(「峠のむこうへ」さんから教えてもらいました。)
 「‥‥(阿梨山から)なおも東への尾根を辿った。こんな所へも来る人があるとみえ、木の枝に古テープが貼ってある。・・・その中に北側の塔岩から、南へ越す道がかすかに認められた。塔岩は小集落だったが、現在の地図には一、二戸の人家が記されている。‥‥ひどく荒廃した神社に出た。‥‥脚気石神社だった。私が持参した古い地図には名が載っているが、今Yamatutuji001の地図にはない。それから最後に通った小突起の突端にも鳥居の印しがある。脚気石神社の真上だから、奥宮かも知れないが、それなら参道がありそうなものだ。探らなかったのは迂闊だった。‥‥」
 また、『甲斐の山山』(小林経雄著 新ハイキング社 平成4年)の「ツク坂」の項にも下のような記述があります。
 「‥‥脚気石神社の裏から塔岩へ越す峠道の入口に、昭和五十八年まで「三社大権現社参道」の石碑があったが、三社権現社とは旧五万図の、峠道の途中に記されていた神社記号のことらしい。‥‥」
 脚気石神社裏のその「三社大権現社参道」の石碑があったらしきところ(多分間違いはないだろうと思いました。)の林道脇には、小型ブルがおいてありました。まさか、大きく崩れてはいるけれどもまだ残っている参道の入口辺りの石段などを撤去するのではないだろうなと思ったのでした。
 森林管理の車が走るのだろう古い林道を歩き、脚気石神社から20分あまりで林道が行き止まりです。(もっとも林道はそこから折り返すように左に続いてはいるのですが。)
 そこから右方向に小さな沢を登ります。暗い林の中の小道はいかにも峠道です。苔むした小岩が道の両側に並んでいたりします。ジグザグに10分ぐらいで、帯那山林道やガードレールが向こう下側に見える小峠に到着しました。例の奥宮「三社大権現社」は、ここを5分あまり右へ尾根伝いに行ったところにあります。   
 この神社奥宮に参拝するのも、この辺りを歩くようになって、これで3回目になります。石垣もありますし、石祠なども残っています。瓦らしきものも積もっている枯れ葉の間から覗いていましたのでやしろもあったのでしょうか。
 神社跡のある小山にヤマツツジが奇麗に咲いていました。
  (5月2日歩く)

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2009年7月26日 (日)

塔岩天神峠からダアス峠へ 失敗の記

 住んでいる人がいなくなった塔岩の集落跡を訪れるのは、何回目でしょうか。石垣が崩れていてそこまで行くのに難儀する古い神社にお参りをし、今回もまた天神峠に向かいます。

 前回、廃墟跡、廃道に生いている竹や木々に惑わされ、峠より大部上方の尾根に出てしまったので、今回はできるだけ左方向、尾根の下方向に斜めに登っていきました。竹や藪はすぐなくなり、登ること自体はそれほど難儀ではありませんでした。ところが、今度は天神峠より大部下の方の尾根に出てしまいました。尾根を6~7分上方に戻り、天神峠にたどり着きました。Tenjintoge05
 峠から下るのには間違わないけれど(それほど苦労はしなかったけれど)、最初に塔岩を訪れた時に感じたように、塔岩集落跡から天神峠に登る道を見つけるのは難しい・・・という結論です。

 天神峠で一休みして、前々から考えていたのですが、天神峠から尾根沿いに下りダアス峠を目指すことにしました。しかし、結果的にはこれが間違っていたのです。やはり、地形図の通り、峠を竹日向側にいったん下り、竹日向側からダアス峠を目指すのがどうも本道のようです。実際歩いてみてわかったことです。

 尾根を下り、送電線の鉄塔を過ぎ、しばらく行ったところで、尾根が二手に分かれました。ダアス峠に近いだろうと思われた右方向の小尾根を進みます。しかし、ダアス峠をすぐ下に見下ろす眺めのよいところまで行って、それ以上進めなくなってしまったのです。花崗岩の岩が積み重なり、とても私の力ではここから下れないと判断したのです。もうすぐダアス峠なのに・・・。そこに見えているのに・・・。(峠道がここを通らないはずです。)
 しばらく戻り、左側の尾根を下ります。しかし、こちらの踏み跡は進むに従って消えてしまいました。急斜面を塔岩川側に降りることになりました。Konomi05

 難儀をして、ようやく林道に降り着きました。かなり歩いたつもりなのに、林道の塔岩に大部近い所に降り立ったのです。
 林道を、ほっとしながらゆっくり歩き下り、平瀬入り口バス停へたどり着きました。

 あーあ、今日の峠越え、峠歩きは、二つとも失敗してしまったな~・・・。
 でも、バス停はのどかな昼下がりでした。まもなく来たバスに、市の保養温泉に入りに行くという近くのご婦人とともに乗り込みました。

    (平成21年6月20日歩く)

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